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【語学】1番勉強して良かったのは「発音」の話

本noteでは、英語の「発音」を勉強して良かった経験をお伝えします。

こんにちは、あれ(@allen_eigo)と申します。

英語と中国語が話せます。

超人見知り&超内向的な性格ゆえに独学ばかりで超遠回りしながら、何とか2つの外国語を習得した人です。

その経験から、反面教師的に良い学習方法を伝えています。

今回は「発音」についての記事です。

私自身、発音を学んで良い事ばかりだったので、その経験をお伝えします。

この記事を読んで、一人でも多くの方に「発音」を学んで頂き、外国語をさらに楽しく感じてもらえたら嬉しいです。

この記事を読んで頂きたい方
・まだ発音を勉強したことがない人
・今やっている語学をもっと楽しくしたい人
・語学勉強の目的が「会話」の人

「日本人は英語の発音ヘタクソ」ってよく言われますよね。

これは単純に、日本語と英語の発音の仕方や仕組みに大きな差があるためです。

私は英語と中国語の発音を学んだ経験があるのですが、発音の仕方については「日本語と英語」よりも「中国語と英語」の方が近いと実感しています。

なので日本語スピーカーにとって、英語の口の動かし方や仕組みは常識の範疇外であり、難易度が高いと感じてしまうわけです。

発音が重視されず、しっかり学ぶ日本人が少ないのは、この「難しそう」に1つの原因があると思います。

また、言語はコミュニケーションの手段であるため、伝わる事が最も大切です。

そのため、発音が悪くても伝えられればコミュニケーションは成り立つため、軽視される傾向があると思います。

確かに、発音を気にして会話しないよりも、発音が超ヘタクソでも積極的に会話する方がコミュニケーションとしては良いのは間違いないです。

したがって、発音に取り組む人は少ないのですが、その分しっかり取り組めば他の学習者と差をつけられるということです。

学習のハードルもそんなに高くないです。

私は本屋さんで買った参考書を1冊仕上げて海外ドラマ等で訓練しました。ほとんど独学です。

また、私自身も英語を学び始めてからずっと後に、発音に取り掛かりました。

多くの日本人と同じく、中学1年生の授業で英語を始め、発音を勉強したのは25才からでした。

発音の勉強を始めたきっかけは、リスニングへの圧倒的苦手意識を悩んでいた時に「リスニングには発音」という記事を読んだ事です。

現在29才ですが、私の英語の発音は良いと思います。

「いや、良いって言われてもどのくらいよ」と思うかもしれませんが、ネイティブに「日本人にしては発音いいね」とか、フィリピン人に「ひゅー!」と言われる程度には良いです。

大事なのは「自分で自分の発音が良いと言える」自信を持てている、という点です。

では実際に、発音が良くなってよかった事を3つお伝えしたす。

■リスニングが「本当に」上達した。

25才の時に読んだ記事の通り、発音の上達に従ってリスニングが上達しました。

始めた時は「本当に発音でリスニング上達するの?」と正直半信半疑でした。

しかし、リスニング上達方法をググった時に、他に良さそうな方法が見当たらなかった事と、まあ発音だけでも上達できればいいか、という気持ちで始めました。

発音の勉強を始めて1年後、26才で受けたTOEICは730→830まで伸ばす事ができました。

具体的には下記の様な伸び方で、リスニングが大きく貢献しました。
・リーディング:400→420
・リスニング:330→410

■相手との信頼関係ができやすい。

私は英語がある程度できる様になった(と自分で思った)頃、幸運にも海外の取引先を担当する海外営業の部署に異動しました。

同僚(日本人)はもちろんみんな英語が話せましたが、本当に上手な人は限られていました。

(超上手でなくてもコミュニケーションは問題無く、むしろ仕事めちゃめちゃできる人も沢山いたので、英語力で批判している訳ではないです。)

前任者から業務を引き継ぎ、自分で取引先を担当する様になって、よく言われた事があります。

それは「You英語上手だね」です。

担当したいくつかの取引先は、もう何十年も取引しているお得意様が多く、前任者も前前任者ももっと前の担当の事も知っている方ばかりでした。

今までの担当者もずっと日本人だったので、日本人の英語がどんなものか知っています。

お互いに英語が母国語で無い場合は、アクセントが強過ぎると聞き取りが更にむずかしくなります。

先ほども述べた様に、日本語は数ある言語の中でも、英語とは程遠い発音をする言語の1つです。

なので、前任者の日本語アクセントが強い英語を聞き取るのに正直苦労していた、と漏らす取引先もいました。

要するに発音が良いと「(日本人の割に)英語上手だね」と評価されます。

これだけで「他の日本人より英語できる=仕事できる(ように見える)」という、いわば"ハッタリ"が効いて、信頼を得る事ができます。(仕事自体もちゃんと成果出しましたよ。)

多くの日本人の英語学習は、未だにINPUT偏重で、会話に尻込みしてしまう方が多いと思います。そのためか、発音をしっかり学ぶ方も少ないです。

逆に考えると、発音を学ぶだけで他の学習者に差をつけられるという事です。個人の市場価値を簡単に上げられます。

■第3言語の習得にめちゃめちゃ役立った。

私は英語に加えて、中国語も学習しています。

これは英語以外の外国語を学ぶ際に言える事ですが、英語はワールドワイドな言語なので、発音の多様性が認められている言語であると思います。

アメリカ英語とイギリス英語が2大流派?ですが、シンガポール・インド・オーストラリア・フィリピン・ニュージーランドなど、話される地域が多様なため発音も多様である事が当然です。

一方で中国語は、世界中に広がりつつあるとはいえ、やはり中国の言語です。そのため、発音が正しくないと全然伝わりません。私自身も未だに伝わらずに苦労する事が多々あります。

そのため、多くの参考書や中国語教室でも、最初の一発目は必ず発音から入りますが、この時に英語で発音を学んでいた事が非常に役に立ちました。

それは「日本語と違う口の動かし方が存在する」ことを既に知っていたからです。

この「日本語と違う口の動かし方」の存在を知っているか知らないかで、良い発音の習得に大きな差が出ます。

知らなければ、日本語の口の動かし方の延長でやろうとしてしまうので、一生習得できません。

私は英語でこれを理解していたので、中国語の発音練習にもすんなり入る事ができましたし、習得も早かったです。

最初に2ヶ月だけ通っていた中国語教室でも、発音のパートがスムーズ過ぎて、2ヶ月で3.5ヶ月分のカリキュラムをこなす事ができました。

また蛇足ですが、多様性が認められる英語の発音は、他の言語に比べて習得のハードルが低い事もわかりますよね。

■最後に

私自身の発音力は、ネイティブからしたらまだまだかもしれません。それでも私は自分の発音を「カッコいい」と思っています(笑)。

大切なのは、それぐらいの自信を持って英語を話すというマインドだと思います。

発音良く話している人を見て「いいなぁ」って思いませんか?誰でもなれますよ。

多分、発音をちゃんと勉強したことない人が想像するよりもずっと難しくないので、チャレンジしてみてください。

私は下記テキストを使いました。参考になれば嬉しいです。

英語のリスニングは発音力で決まる! Uda式30音練習帳 [ 鵜田豊 ]
https://room.rakuten.co.jp/room_a75b5b6609/1700061263933811?app=true&scid=we_rom_androidapp_id_others

一人でも多くの方がカッコいい発音を身に付けて、自分の英語に自信を持てることを祈っています。

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