「新潟の人口減少問題」について、自分なりに考えてみた
少し前に、「新潟県の人口減少がかなり深刻」というニュースが話題になってました
新潟県は、他の都道府県と比べても最悪クラスで人口減少が進んでいるんですね。
記事を見ると「20代が流出し、30代・40代が帰ってきていない」とあります。
Twitterでも、かなり色々な意見が出ていましたね。
私は、Uターン経験者でもあり、経営者でもあります。そんな自分が、故郷の人口減少問題にどんなアクションが取れるか考えてみました。
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「子育て層」にとっては住みやすい街
私自身、東京から新潟へUターンしてから子どもが2人生まれました。
新潟は子育てに関してはほとんど不便の無い、住みやすい街だなとつくづく思います。
実際、首都圏で子育てする友人の話を聞くと「保育園に全然入れない(入れても家から遠い)」「電車・バスでの移動がつらい」という声が続々。
首都圏と比べれば、新潟では保育園に入りやすいですし、車があれば快適に移動できます。公園などもたくさんあるので、遊ぶ場所にも困りません。
新潟は「子育てしやすい街」だと全面的にPRしていくべきではないかと思います。
人口減少を食い止めるためには
この4パターンの、どれかの状況にならないといけません。
①・②はあまり現実的でないことを考えると③か④。新潟にゆかりのない人に移住してもらうよりは、「子育てしやすい街」という訴求軸で新潟出身者に移住してもらう方が現実的です。
一番の課題は「雇用」
子育て世代のUターンを増やすにしても、一番課題になるのは「雇用」ですよね。待遇や仕事内容の面で魅力的な仕事がなければ、いくら子育てしやすい街だとしても移住しようとは思われません。
「雇用」の課題を直近で解決するには「リモートワーク」の移住者を増やすべきだと思います。
新潟は幸いなことに、首都圏へのアクセスが良好。「首都圏で働きながら新潟に住む」という方がどんどん増えればいいなと思います。
もちろん長期的には「新潟に"魅力的な企業"を増やす」ことが重要です。ただ、短期・長期の両方を見ていく必要があると考えています。
経営者として取り組んでいること
「働き手にとって魅力的な会社を作る」ために、経営者としては「待遇改善」に取り組んでいます。
実際、5年前に比べるとユニークワンの平均年収は100万円ほど上がりました。しかし、首都圏・大企業の会社と比べるとまだまだな水準です。
ユニークワンはITが主戦場。Webマーケティング事業・Webメディア事業で活躍できる人材は、採用の場面で東京の会社とも競合します。だいたいの職種が、新潟にいながらリモートワークでも働けるので。
新潟県に住んでもらうには「リモートワークで首都圏の待遇で働く人を増やすべき」とは思うものの、自社の採用となると首都圏の企業と競合しないといけないのは結構しんどい状況です。
待遇面だけでいうと、努力はしているものの今すぐ首都圏の大企業に追いつくのは難しいです。ただ、ユニークワンが挑戦するミッションや事業内容で差別化していきたいと思っています。
会社を成長させるアイディア
ユニークワンは「Webマーケティング支援」と「Webメディア運営」の2軸で会社を伸ばしてきました。
今後、会社としてさらに成長していく(結果として社員の待遇を向上させる)ために、いろいろと事業の見直しに取り組んでいます。
ひとつは、Webマーケティング事業のサービス戦略です。
昔は地元企業からの引き合いが中心だったのですが、今では全国各地からお問い合わせを頂いております。
お客様が私たちと比較検討している企業も、全国展開している上場企業が中心。顧客層が明確に変化しているため、ここに最適化できるようサービス内容の見直しを行っています。
もうひとつは、Webメディア事業のマネタイズ戦略です。
ローカルメディアという領域に着目し、現在では国内21・海外2のWebメディアを運営。これまでは「広告」という形でマネタイズをしてきましたが、別の形でのマネタイズ方法があるのではないか?と考えています。
たとえばマッチングプラットフォームとして、地域における様々な出会いを演出できるよう、いろいろとテストをしています。
ベンチャー企業とは、「大きな課題に取り組む企業」だと私は考えてます。2014年の創業から「地方のIT化の遅れ」という課題に取り組んできました。
今後はITに限らず、課題の多い領域に取り組みたいです。
社会課題に取り組む=社会的な存在意義のある会社になれば、働く人にとっても魅力的な会社になるのではないでしょうか?
待遇改善に取り組みつつ、経営者として社会課題にも取り組んでいきます。
ユニークワンに興味がある!働いてみたい!という方はぜひ採用サイトを見てみてください。
私個人へのDMも大歓迎です!
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