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相談:自分の選択に自信がない

相談:新卒で今の会社に入ってから12年になります。
先日、仲の良い友人から、一緒に事業を始める話を持ち掛けられました。
今の会社は業界の大手で、会社自体は安泰ですが、そこまでの昇進や昇給は望めません。
一方、友人との事業は私の得意分野ですが、全くの未知数です。
どちらを選ぶべきか、真剣に悩んでいます。
ところで、私は今までの人生で大きな選択の時には、いつも間違った方向を選んできました。
中学受験をせず中学で成績が伸びず、地元の公立高校ではサッカー部とテニス部のどちらに入るか悩んだ末テニスを選んだのち、サッカー部は全国大会に出場しました。
医学部に落ちて浪人せず第二志望の学部に行き、就職でかなりの苦労をしました。
就職試験では、もはや第何志望の会社だっかたは覚えておらず、ただ受かってほっとしただけです。
こんな私が、また間違った選択をしたら、と思うと恐ろしいです。
いったいどちらを選んだらよいのでしょうか?

回答:私立中学校でいじめられて不登校に。
サッカー部では一度も出番が無く、球拾い部と揶揄された三年間。
医学部に受かったものの勉強についていけず、数百万の学費を無駄にしつつ退学。

そんな人生もあり得たはずです。
だとしたら、あなたの今までの選択は成功だったと言えませんか?
わたしは少し心配です。
公立中学での勉強、テニス部活動、大学生活。
それぞれを全力で過ごしてきたのでしょうか?
もし、無かった方の生活を妄想して、ちゃんとやってこなかったのだとしたら、それはとても勿体ないことです。

公立中学トップの成績で県下一の高校へ入学。
テニス部で全国制覇。
大学で教授に才能を見出され、世界有数の研究者の道へ。

こんな人生もあり得たはずです。
その都度自分が全力を尽くしていたら、きっと満足出来ます。
そうすると、過去の選択が間違いでは無かったと思えるようになります。
選択自体は、実はそんなに重要ではありません。
自分が頑張れる、向いている、楽しめる、そのように考えられる道を選んでみたら良いのではないでしょうか。
それが出来れば、後で正しかったと満足する日が必ず来るはずです。

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