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相談:余命一年を宣告された

相談:肺がんで、余命一年と言われました。すでに転移しているため、治すことは出来ないそうです。今は肺に時折痛みがあることと体重が4kg勝手に減った以外は、これといった症状はありません。40歳の妻と9歳と6歳の娘がいます。そんな年で夫や父親がいなくなるのが、不憫でなりません。そして何より、死んだらどうなってしまうのか、怖くてたまりません。毎日自分が死んだ後のことを考えて、どうしたら良いのか全く分かりません。

回答:お察しします。わたしにも12歳と7歳の娘がいるので、お気持ちはとても良くわかります。
忘れていました、一人になってもまず大丈夫そうな勝気な妻もいます。

余命はあくまで目安だという事を知っておきましょう。同じがんでも、場合によっては何年も生きられる人もいます。
そのため、ご自身が最良の経過で行くかも知れないという、希望はもちましょう。
ある人は交通事故や急病により、何の準備も出来ずに亡くなってしまいます。
その点では、あなたは有利かもしれません。残されるご家族のために、様々なことをしてあげる時間があります。金銭や教育や父の生き様や死に様など、きっとためになるものを与えてあげられるはずです。

死んだ後のことは、現在誰にもわかっていません。
もし死後の世界があるのだとしたら、あなたは先輩ということになります。わたしも(というよりはわたしたちも)いずれ必ずそちらに行くからです。
死後の世界がないのだとしても、死を先に経験する先輩とそれと同じことを後からなぞる後輩、という関係は変わりません。
今はお互いに生きている時間です。
それを充実させることに専念してみてはいかがでしょうか?
生きている間に出来る事をしていきましょう。
怖いかもしれませんが、寂しくはないはずです。


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