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親のあり方をまず考えよう

自分の子どもに、「良い子に育てたい、頭の良い子になる様に育てたい」と考えている親御さんは多いと思います。実際に書店では子育て本のコーナーが置いてあり、多かれ少なかれ少しでも良い子育てをしたいと考える人は多いと思います。


子どもに良い子育てをするために勉強するのは非常に大事なことだと思います。ただ子育て方法を勉強する前に、「大人の子どもへの関わり方、生活環境」を見直す必要があると、僕は考えています。子育てをする前に、大人から変わる必要があるのです。


その理由として、子どもに一番影響を与えるのは一番身近にいる大人の価値観や生活環境、家族間の状態といった環境要因が非常に大きいからです。



親のルールは絶対に感じてしまう

自分が子どもの頃を思い出してみてください。純粋が故に小さい頃はほとんどの人が親の言いつけをしっかりと守っていたのではないのでしょうか。

子どもの親から言われていたルールも、例えおかしいものがあっても、なかなかそれに気付けなかったこともあるかもしれません。親以外の比較対象がいないので、友達などの家庭外の環境と触れ合い比較しないと気付かないこともあるのではないかと思います。


疑うことを知らない、純粋な子どものころは親の影響をもろに受けるのです。



愛着生涯の問題

研究では幼少期に自分の親から厳しいしつけを受けたり、理不尽に叱られる、暴力を受けて育った子は自分に自信が持てず、自尊心が低くなる傾向があるとのことです。


この様に子どものしつけが厳しくなる、愛されると実感されずに成長すると自尊心が低く、他者と関わることに対してうまく接する事ができなかったり暴言や文句と言った問題行動を起こしてしまう人間になってしまう事があります。幼少期に愛される実感がなく人との関わりがうまくできない問題を愛着障害といい、この問題に苦しんでいる人も多くみられます。


実際、夏目漱石や太宰治と言った著名人も過去に親から愛情を感じられない様な家庭環境で育っており、その結果人間関係に大きな問題が生じている事が明かされています。


子どものことを考えるのなら、正しい育児方法や教材に頼る前に、自分が親として子どもに愛情を伝える様なかかわり方をしているかを見直す事が大事になるのです。


親のあり方を考える

親である僕たちは、子どもに対して理不尽に関わっていないかを見直す必要があります。


ちゃんと言葉や抱きしめたりして愛情を伝えているか


親の都合で子ども叱り飛ばしていないか


パートナーとの関係は良好か


子どもが興味を示したものを広げる関わりあいはできているか


こう言った要素を見直しながら子どもと関わりあう必要があります。


また親である僕たちが愚痴や文句と言った言葉を使っていないかも大事になると思っています。


子どもをいい子にしようとする前に大人である僕たちのあり方を見直す必要があると考えています。


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