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海外流学① 2010年23歳の時の書記をそのまま載せてます。


●バンクーバーに来た理由

僕は、ただ英語が学びたかった。そして、英語での演技に挑戦したかった!英語を話せるようになれば、友達を世界中で作る事が出来るから!!これは、2年前の僕が人に言っていた理由。でも、本当はそんなものではなかった気が、今はする。もちろん、僕の夢は俳優になることだから、「英語で演技に挑戦」というのは今でも掲げている事だけど、本当のここに来た理由は、ただ日本を離れたかった。日本の生活から逃げたかった。それが本当の理由だったと思う。日本でも10代後半から俳優を目指し活動していた。けれど、全くうまくは行ってなく、オーディションに行っては落ち、たまにファッションショー等でモデルをやっていたくらいのもの。昼間はアパレルの会社で働き、夜はバーテンダーとして働いていた毎日。変わらない毎日。それでも、そんな日々は楽しかったし、嫌な想い出もなかった。ただ、俳優という夢を持ちながら、そんな生活を楽しいと思っていた自分と、何か夢を追うために行動しなくては、と焦っていた自分が同時にいて、けど結局楽な方に逃げていた自分。それでも僕は俳優なのだ!という薄っぺらなプライドの看板を掲げていた自分。そういう事実に微かに気付いておきながら、強がっていた自分。そういった類のものに飽き飽きしていた。そこから、離れるために、新しいものを見つけに、日本を離れた。

今はそんな風に思っている。

 

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