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石川県の新型コロナウイルスの情報発信は何がしたいのか分からない

こんばんは、フリーランスフォトグラファーのまちゃるです。

僕は石川県金沢市を拠点に、フリーランスフォトグラファーの活動をしていますが、新型コロナウイルスの感染が石川県内でも金沢市を中心に広がっています。

これに対して公務員のみなさんや医療関係者など多くの方が感染を広げないように必死に頑張っていらっしゃいます。

ただ、石川県の情報発信の方法について「何をしたいのだろう?」と疑問に思う毎日なので、その点について問題提起をさせてもらおうと思います。


発信の仕方は北陸3県でもさまざま

新型コロナウイルスに対する情報発信の仕方をいろんな自治体で見ているのですが、千差万別ですね。
それは北陸でもかなり違っています。

石川

↑石川県 ホームページ

無題

↑富山県(富山市) ホームページ

画像3

↑福井県 ホームページ

まさに千差万別ですが、富山県(富山市)のように感染源をかなり明確にして注意を呼び掛けているようなところもあれば、石川県のように感染者数や簡単な経過のみというところもあります。

全国各地の状況を見れたわけではないですが、多くのところは福井県のように感染状況や濃厚接触者の状況を分かった範囲で開示しているというのが平均的な情報開示の方法なようです。


石川県の情報開示のやり方は最悪

これを踏まえて考えると「石川県の情報開示」のやり方は最悪だと思っています。

石川県のページを見ると、感染者数や大まかな自治体別人数、検査の経過は分かりますが、「感染者がどういった行動をしたのか?濃厚接触した可能性がある人はどのくらいいるのか?」といったことが全く分かりません。

これでは「感染者が徐々に増えている」という不安感だけが増えていき、「実際にどう行動すればいいのか」ということは全く分かりません。

富山のようにクラスターを完全に明らかにするというのは難しい判断ではありますが、今多くの人が知りたいことは「感染を防ぐためにどのように行動すればいいか?」ということなのだと思います。

もちろん、感染源となった店や場所を明らかにすることでいろんな風評被害や個人情報の問題もあるでしょう。それらは情報をきちんと開示し、丁寧に説明することでしっかりと対応しないといけません。

ただ、今の石川県がやっている「感染者数と大まかな状況を発表するだけ」というやり方は、結局いたずらに県民の皆さんの不安をあおるだけのような気がしてなりません。


この状況を収束させるために

今のコロナウイルスの影響を収束させるのはかなり大変なことだと思います。
ただ、そこに大きな力を責任を持っているのはやっぱり自治体です。

僕は漫画のキングダムが好きなのですが、その中に「法とは何か?」という話があり、その答えとして「人民に国家が何を望むか」という話があります。

法までは行かないですが、情報発信というのも自治体の大切な役目である以上「市民のみなさんにこう動いてほしい」という発信はすべきであると思います。

それが今回のような「感染者を増やさないためにどう行動すべきなのか」ということと、そのための適切な情報発信なのではないでしょうか。

ぜひ石川県の担当者のみなさんにはこのことを少しでも考えてもらえればと思います。

サポートしていただいたものは情報収集や撮影に使わせていただき、役立つ情報としてみなさんに発信できればと思います☆