神・時間術 / 樺沢紫苑


樺沢紫苑さんといえば

・読んだら忘れない読書術
・インプット大全
・アウトプット大全

などで有名ですが、自分の時間の使い方を改めて考え直してみようと思い、この本を読みました。


”読みました”と書きましたが、実際にはiPhoneの読み上げ機能を使って、聴いたという感じですが、耳で聴いてもとても理解しやすかったです。

私はこの読み上げ機能やAudibleをよく使っていてとても便利だと思うのですが、1つの章が長い、ストーリー性が強い、横文字が多い などの本は内容が入ってきにくいような気がするので、あまりおすすめしません。



本題にはいりますが、

この本の結論は、いかに集中力と時間効率を維持できるかということです。

樺沢さんは本の中で、

朝起きてから2,3時間を1日のゴールデンタイムと言っており、夜にする作業に比べて、2倍の質で、かつ、2倍の効率があり、朝の1時間は夜の4時間と同じ価値があると言っています。

なぜ朝がいいかというと、人間は夜寝ている間に頭の中を整理し、朝起きた状態では、脳は机の上に何も置いていないようなきれいな状態になっています。しかし、時間がたつにつれ、いろいろ情報が入ってきて、机の上が散らかっているような状態になります。

そのため、どれだけこの時間を活用できるか、また、散らかった状態から、きれいな状態に戻せるかということが上げられます。

そのための具体的な方法として

・瞑想
・仮眠
・軽い運動

などが挙げられています。これらに関しては、職場によってできるできないがあるでしょうし、個人差もあると思うので、実際に試してみたらいいと思います。


その他、集中力を上げる方法として

・「書くだけ」雑念消去法

これは私も実際似たようなことをやっているのですが、午前中の仕事で集中力が無くなってくると、「お昼に何食べようかな」という雑念が湧いてくることがあると思います。

それをそのままにしておくと、お昼の場所を決めるというタスクは未完了課題ということで脳に残ってしまいます。

これを「12時半に〇〇のラーメン」と決めてしまうことで、完了課題になり、頭の中からその雑念を排除する事ができます。


その他の方法として、

・シャワーを浴びること
・太陽光を浴びること

を挙げています。

起きてから3時間をゴールデンタイムと言っていますが、そのゴールデンタイムをより有意義にするためにこれらが重要であると言っています。

朝起きてすぐは副交感神経が優位であるために、頭がぼーっとしてしまうことがあります。

その状態から、交感神経が優位な状態に持っていくために効果的なのが、体温・心拍数を上げることです。

そういう意味ではランニングでも大丈夫ですが、比較的短時間で気軽にできるものとして、シャワーをおすすめしています。

また、太陽光を浴びると、睡眠と覚醒状態を司るセロトニンという物質が生成され、すぐに活動できるような状態になります。

これらについても、あくまで方法の一例個人差があると思うので、試してみたらいいと思います。


いろいろ書きましたが、大事なのは

できるだけ、集中力が高く、時間効率がいい状態で作業を行い、その結果として時間ができていくという考え方をする

ということだと思います。


時間が無いと思っている方は、自分の集中力や効率について、考えてみてはいかがでしょうか。


ここまで読んでいただきありがとうございました!






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