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自主映画を劇場公開する男の手記④

随分書かずにおりました。
東京上映終わっちゃいましたね。とっっっっっくに。
元来の怠け症が出ております。

一応、前回書いていた『上映までにやる事』をどうしたのかは綴っておこうと思います。
目次はこんな感じでした。

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①宣伝担当者を見つける
②メインビジュアル&チラシデザイン
③前売り券の用意
④HPの作成
⑤試写会の設定
⑥イメージフォーラムとの日程調整
⑦・・・宣伝活動って何?の勉強
⑧諸々の印刷
⑨いろんな方から映画へのコメントをもらう
⑩クラウドファンディングリターン(お礼の品)の用意
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①は前回にも触れておりますが、宣伝担当に細谷氏を迎えました。

今回は②以降を、とりあえず行けるところまで行ってみます。

まず②メインビジュアル&チラシデザイン

これはクラウドファンディング時でのビジュアルでは弱いということで、刷新することに決定。
デザインは友人の会社、ザ・カンパニーの仲間たちにお願いしました。
まじ格安で。ありがたい・・・。
撮影中にスチル撮影班を入れていなかったので(そんな金無いし、大体現場に私しかいないんだから当然そんなの撮ってる余裕は無い)、最初は劇中のカットを静止画で書き出してどうにかしようとしてもらったが、どうにもなんないなって事で新規撮影をすることに。

スチルの撮影に関しては私も門外漢なので、以前から仕事でお付き合いのある“ヒゲのおいたん”ことNOW-INの今仲さんに依頼。
こちらも格安で快諾していただく。
なんとなくデザイン全体のイメージを打合せして、主演のRee、デザイン担当のザ・カンパニーみっくんを連れて撮影に行きました。
(簡単に言ってるけど、日程調整とかしなきゃだからちゃんと面倒です)

素材ちょい出し。

で、楽しく撮影して、ええの撮れましたね。なんつってご機嫌だったんですが、その後もフォントがどうだとかしっくりこねぇとかキャンキャンやって、結局後輩のまっちゃんに手書きタイトルをデザインしてもらうことに。
これも数十個書いてもらったし、こちらも要望を伝えるために資料作ったりと色々手数がかかりました。

あとはチラシ裏面の要素をどうするか。
映画チラシの専門っていう人がおらず、基本的には自分で作った要素をデザイン的にまとめてもらう形なので、ここら辺も右往左往。
色んなチラシを参考にどうにかこうにか作っていき、宣伝の細谷氏にダメ出しをもらい、また打ち合わせして組み直して、んでまた・・・。

いやーホントに何度も修正してもらって迷惑をかけました。
なんだかんだでできたのがこちら。

↑表面
↑裏面

かっこ良くはなりましたね。まぁ色んなご意見は頂きましたが。
まぁまぁまぁ。いいよ。カッコいいよ。

やっぱ長期間に渡ってあれこれやっていたので、これが一番大変だったかなぁ。
結局デザインに手をつけ始めて2ヶ月以上かかりましたから。

んで、それを元に

③前売り券の用意

これは出来上がったビジュアルデータを使用して自分で作りました。
でも前売り券ってよく見ると注意書きとかめっちゃ多いんですね。
既存の色んなものを見比べて必要そうな文言をパクってパクって作ることになったんですが、これが結構面倒でしたね。
あと印刷物って、紙を選ぶのが難しい。
全く知識無いですから。
結局思っていたより分厚くて、固いものになっちゃいました。

④HPの作成

ビジュアル作成と並行して作業はしていて、メインビジュアルができたらはめ込んで公開できるように進めていました。
メインビジュアルと並んで非常に重要な項目ですが、こちらも友人のきゃおり姉さんにお願いできたので、爆安。
彼女はクラウドファンディングページの構成も手伝ってくれて、何かと応援してくれる貴重な方です。

度々気持ちを盛り上げてくれるし、何より楽しんでやってくれるっていうのが北尾のメンタル的には非常にありがたい。いやありがとう。
持つべきものは腕のある友人ですね。
まぁあんまり安く頼みたくは無いんですけれども・・・。

ページ全体の構成やイントロダクションの文言、トップ画像と文字のバランス、あと何だ、まぁ全部ですね。全部。
当然ですが、決めることがめっちゃ多い。
スマホページにどう最適化するのかなんて話もあったり。

こういう事は、やったことが無いと絶対舐めちゃう。
想像できないんですよね、大変な部分が。
非常に勉強になったとも言える。

んで、結果はこう。

⑥イメージフォーラムとの日程調整

これはまぁ順調に決まっていったイメージ。
でも何せ尺が長いので、他の作品との兼ね合いというか、プログラムを組む上での難しさはあった様です。
こんなポッと出の自主映画なんて20:00以降スタートが普通だと思うんですが、色々と調整してレイトショーとしてはだいぶ早めの19:00スタートにしていただけました。
おかげでトークショーをやってもそれなりの時間に終われるという、とてもありがたい話でありました。

⑦・・・宣伝活動って何?の勉強

これは随時。随時情報更新。
まぁでも結局できることはメディアへの連絡。
細谷氏と共に打ち続ける。
新しい可能性も探り続ける。
心が折れる様な暇はない。折れるけど。

⑧諸々の印刷

これはデザイン担当の皆さんが大体やってくれたので楽だった。
が、前売り券や前売り特典のポストカード、あと予定に無かったパンフレットを作ることになり・・・。パンフレットの詳細は後述。
まぁ自分で発注した数はそう多くなかったのですが、それでも前述した紙選びだったり、色が思った様に出なかったり・・・。
まぁ、ざっくり言ってしまうとプロがやるべき仕事ですね。
一部でも自分でやろうとしたことで、自分の首が確実に締まっていく。
「そりゃそうだよな」って今は思います。

⑨いろんな方から映画へのコメントをもらう

クラウドファンディングの話の時にもありましたが、同じです。
ひたすら連絡。
宣伝の細谷氏に新たに色々な方達の連絡先を教えてもらい、ひたすら撃つ。大体返事無いから鬱。

あの蓮實重彦さんにもお手紙を出しました。
他にもあんな有名人やこんな話題の人やら色々。
連絡するのはタダですからね。

まぁ本当にややこしい映画だし好き嫌いがパッカリ別れるからなかなか難しいんですが、やっぱり色んな人に送ると必ずこの映画に引っかかってくれる人がいて、元気づけてくれる。
本当に嬉しいし、それが無かったらとっくに投げ出してたんじゃ無いかとすら思う。
コメントをくれた皆さんには感謝しかない。
いやいや、わざわざ長い時間を割いて観ていただいた皆さんに感謝ですよね。ホントに。みんな暇じゃないんだから。

ありがてえ。

全員に会ってお礼を言いたいがそうもいかないのが、どうしていいかわからん所ではありますね。

⑩クラウドファンディングリターン(お礼の品)の用意

んなこと色々やってたら遅れる遅れる。
どうにか進めてはいますが・・・。
まだ終わってないものもある。
これはまだちゃんと進めないと。
今Blu-ray作ってます。

パンフレットの作成

で、さっき話に出ましたが、パンフレット。
ってまぁここまで書いてたら他にも色々やった事を思い出しちゃったので、残りは次回にします。

次は期間開けない。つもり。多分。
ではまた。

北尾和弥

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