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刀剣乱舞を知らなくても楽しめる「日本刀と未来展」【日本科学未来館】


数年ぶりに東京に行く用事ができたため朝から当日でも入れそうなイベントを探していってみた。イベント事業も丁度夏イベントが終わった入れ替え期で減っているので迷ったが普段遠出する機会もないので行ってみることに。

刀剣乱舞は申し訳ないが流行ったころに活劇を少しと本能寺編を見て合わなかったことを最後にあまり知らない。シンプルに日本刀の展示が見たかったのでそれを見に知識は無視していったが未来館全体で楽しめた。

日本刀と未来展

当然ながら女性の来場が圧倒的だった。こういうアニメラベリングの展示会でどういう見せ方をしているのかも気になったが館を入った後は本格的な日本刀展示だった。細かい場所にキャラ絵を隠しておくことで二次的に探索要素に流用されていた。

テーマが日本刀の伝統を守るための若い世代への継承とだけあり、日本刀の定義の話から制作工程の説明まで細かく大人が全て読んでもいい疲れができるほぐらいには面白い。

子供や女性も楽しめるような工程にまつわる体験型スペースも作っているのも都市の展示ならではだろう。

日本刀の作刀工程には「たたら」と呼ばれる製鉄技術によって生産された鉄を鉧という塊を破砕・選鋼して炭素を分類する。その際に分類された良質な銅を「玉鋼」と呼び日本刀の素材として使われていく。

この辺りの素材から始まる炭素や玉鋼のレベルから実際に触れて体感することもできる。玉鋼の状態から既に重量は感じる。

素材が熱されてから不純物を除去し刀として伸ばしていく「鍛錬」から火入れから水入れして形を整えていく銘切りなどもゲーム体感で見れる。

個人的には研磨の石の違いを触れるのは良かった。モノづくりにおける道具の細部の違いを感じられるのは日本人が好きなところだろう。ゲームをスルーするおじさんもここだけは皆並んでた。

後半の間では日本刀が展示され実際に重さを体験することもできる。模造刀は何度か持つ機会はあったが本物はまた変わる。大太刀は約40キロあったがデッドリフトをする運動量はないと持ち上がらない。

終盤では刀剣乱舞に纏わる刀も展示され終わっていく。この辺はキャラで感情移入できるのだろうがおっさんが見てもしばらく見ていられる。撮影する人が多いのが少し忙しなかった。

ファミリー層も多かった故自由研究でも十分に使われるクオリティだった。
この特別展のチケットだけで常設されている館もタダで見れたのもうれしい。

常設展は3階5階と2フロア分あるため実質2イベントは見れる。

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こちらはロボット工学における現状の技術から宇宙のISS内の展示まで万遍なく広い科学館として回れる。高校生も学校行事で来てたが、未来館何だかんだ2時間ぐらいは大人も楽しめる。

老いパークは自分たちの世代が世話になりそうな拡張技術も見えた。




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