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インバウンドはおろか若者もまだ知らない北関東の穴場温泉地旅【群馬県水上温泉・谷川岳・土合駅・あおぞら焼肉】


家族で定例化してきた年一度の旅行が今年も良かったので記録しておく。

群馬と言えば四万温泉など関東生粋の温泉県としても有名だが、今回はそこから少し離れた水上温泉になる。

今は何かとオーバーツーリズムや円安の影響で旅行を控える人が多いのは承知だが、そんな俗世の状況からはかけ離れられる穴場的温泉地だった。

水上温泉


水上温泉は、群馬県に位置する風光明媚な温泉地で、自然に囲まれた癒しの空間として知られています。この温泉地は、谷川岳や利根川などの豊かな自然に恵まれ、四季折々の景色を楽しみながら湯を堪能できる点が魅力です。 特に冬の雪景色は圧巻で、温泉に浸かりながら眺める白銀の世界は、日常を忘れさせます

同じ県内の四万温泉は昨年に行ったのだが流石ジブリの題材にもされるほど有名なだけあって、老若男女観光客が多かった記憶も新しい。

対照的に水上に関してはそこからさらに新潟の県境の辺りまで登っていくためか、2日通して外国人客を観たのは2組で3人ほど。巷では温泉地ブームとされている若い客層も同じ数ぐらいしか見なかった。

コロナ禍によりかつての活気とは衰退気味であるらしくインバウンドの誘致にも力を入れているようだが、現状を見た限りまだまだ街自体は再生段階の状態。

逆に言えば都市化が進む流行りの地方温泉地とは異なり、古き良き文化の質のままの成り立ちを観れる今や貴重な国内人向け温泉地でもある。

群馬でもおそらく屈指に山々だけに囲まれているため若い人が目指したい観光地の理想とはかけ離れているのも大きいだろう。

自分たちが泊まった宿でも落ちついた年齢層の夫婦や、数世代でくる家族旅行者しかいなかった。

旅行してまで街でごちゃごちゃ刺激を受け続けるよりも、静かに落ち着いた場所で神経を休めたい旅の熟練者には理想的な穴場にになる。

温泉も山や川に囲まれている景観も含めれば四万温泉とは対照的にゆったりとくつろげる。

温泉から後述していく観光も週末にも関わらず行列や渋滞とは無縁のまま実質貸し切り状態で、残暑の残る強い日差し以外はスムーズな旅は望める。


谷川岳

谷川岳は、群馬県利根郡みなかみ町と新潟県南魚沼郡湯沢町の県境にある山。山頂部はトマの耳とオキの耳の二峰に分かれた双耳峰となっている。日本百名山、新日本百名山、ぐんま百名山、越後百山、新潟100名山、関東百名山、甲信越百名山、新日本旅行地100選の一つ

自分たちはロープウェイで15分ほど2400m登りながら山を見下ろし、さらに全体を見下ろせる展望台まで登り続けた。


1.自然と景観

谷川岳は四季折々の美しい自然を楽しめる場所です。 春には新緑、夏には高山植物、秋には鮮やかな紅葉、そして冬には雪景色が広がります。赤や黄色に染まり、多くの登山者や観光客が訪れます。

2.登山ルート

初心者のコースから、上級者向けの危ういルートまで様々な登山ルートがあり、特に人気なのが「天神平ルート」です。 このルートはロープウェイを使って簡単に標高を稼ぎながら、比較的容易に山頂にアプローチできるため、初心者にも起こりやすいです。

3.歴史と文化

谷川岳は古いから信仰の対象としても崇められてきました。 山岳信仰が盛んなこの地域では、山を神聖な場所と見なす文化が残り、今も登山者の間で重視が払われています。 、谷川岳は雪崩や危険な岩壁が多いため、「遭難の多い山」としても知られています。

四季によって景観も変わるらしく雪景色だけでなく、紅葉や桜も見れるらしい。おそらくこれを目的に見る人は多いのだろう。

自分たちが言ったタイミングは丁度過渡期だったため団体や観光客はわずかしかいなかった。ロープウェイも貸し切り状態。

登山目的の本格的な人は逆にこの時期だから多かったかな。夏の過渡期でもそれらしい神々しい姿も拝むことはできた。



土合駅

土合駅の下りホームは、地下あるため、地上から462段の階段を降りる必要があります。 標高差が約70メートルあり、駅に到着するまでは地上から10分かかることもあるので、モグラ駅と呼ばれるようになりました。

日本一のモグラ駅と呼ばれる土合駅。水上駅から10分程度で行ける秘境駅であるが、電車も一時間に一本ペースなため唯一計画的に動く必要はある。

駅に降りた瞬間は標高差による異常な寒さと凝固した空気の霧を感じるところからこの駅の秘境的魅力は始まる。

1.特徴

駅舎自体は地上にもありますが、下りホームに行くためには長いトンネルを歩いて移動します。 この階段は、まるでダンジョンのようだと感じる人も多く、観光スポットこちらも人気です。

2.歴史

土合駅は1936年に開業し、上越線の重要な駅の一つとして機能してきました。 しかし、周辺の人口が少ないため、乗降客数は少なく、現在は無人駅となっています。スキーや登山客が多く利用していましたが、映画はその機能も縮小しています。

3.観光地としての魅力

土合駅は、独特なその構造から、鉄道ファンや探検好きな観光客に人気があります。 特に階段を登り降りする経験は非日常的で、駅自体が観光スポットとなっています。水上温泉が近いため、登山や温泉旅行の拠点としても

4.利用の現状

現在、土合駅を利用する人は非常に少なく、一日に数本の列車しか停車しませんが、写真撮影やYouTubeなどの映像メディアでも話題になることが多いため、一定の観光客が訪れています

462段の階段を登るとノスタルジーさと不気味さが混同する通路を通りながら地上駅に繋がっていく。

電車で再び戻る場合は急な標高を滑らかに下っていくため地上で迂回しながら「ループ走行」で戻っていく。この辺もセットで鉄道ファンが訪れるらしい。

実際に来るとちょっと身体に嫌な感覚もあったのだが、調べたら谷川岳で亡くなった人が時々出てくると言われるそういうスポットでもあるとかないとか。

そういうものを感じやすすぎる人はあまり行かない方がいいかもしれないということは一応注意書きもしておく。ここまで観光スポット化している様子を見るとごく一部の時間帯や人の話なのかもしれないが。


あおぞら焼肉


「あおぞら焼肉」は群馬県を拠点とするローカルな焼肉チェーンで、特に地元住民に愛されています。店舗は渋川や沼田など4店舗あり、焼肉だけでなく絶品ラーメンや定食メニューも提供しているのが特徴です。

最後にグルメを。へぎそばや豚丼など有名な群馬グルメも多いのだが、ここも地元限定のグルメとしては薦められた中で一番良かった。

普段焼肉をすっかり食べきれない胃になってきてしまったのだが、ここの肉だけはなぜか食べきれて後にあまり残らない。

「上州定食」は、特にランチタイムに好評で、リーズナブルで質の高い肉を楽しめるため、地元の人だけでなく観光客にも評価されています。また、焼肉屋らしいスープや冷麺、サイドメニューのキムチ、ビビンバなども充実しております

高級肉でも結局油も重かったりするのだが、上州肉に関しては脂質の偏りが少なくタレもいらなくなるほどうま味の質が高いのは感じる。

基本バイパス沿いにあるみたいなので車は必須だが、油だけ高い肉を食べてももう飽き飽きしている人も新しい質の発見の機会になるだろう。


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