首が重いと訴える方に対するアプローチ
明らかに首を寝違えたという患者さんよりは
首が重くなっているという訴えの人を施術する方が多いはずです。
今回は「首が重い」という
他覚的にみて評価しにくい症状の場合は
可動域の評価で相手の満足度を高めていきます。
首が重い場合の原因は
棘下筋と上腕三頭筋腱の硬さにより首の筋肉が硬くなり首の重さが発生します。
【可動域評価】
・頚部前屈
首、肩甲骨周り、背部の筋肉が突っ張らないか確認する
・頚部後屈
前頸部(喉あたりの突っ張り)、後頸部のつまり感を確認する
【アプローチポイント】
・棘下筋
肩甲棘の中間部と下角を結んで3等分して
下1/3の場所に取っていく
ツボでいうところの天宗(てんそう)というツボ
・上腕三頭筋腱
肘頭から指一本分上方
ツボでいう天井(てんせい)というツボ
この二つのポイントが効果的です。
施術する場合は両方の棘下筋ポイントを母指で刺激をして首を前屈後屈させて下さい。
棘下筋で取れなければ同様に両母指で上腕三頭筋腱を刺激して首の前後屈を行なってください。
この二つを行えば首の重さは取れます。
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