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寝違えのツボ3選

鈴木一登です(@suzuki_kazuto33

この3つのポイントを刺激してもらうと寝違えはほとんど改善します。
寝違えの時に痛みのある方向に頚部の可動域をチェックすると思います。
しかし、痛みのある方向に可動域チェックをし続けると痛みが強くなってしまう可能性があります。
なので頚部に関しては痛みがある方向とは逆の動きで可動域をチェックしてきます。
例えば、右の回旋で痛みがあれば左の回旋の動きが良くなるようにしていきます。
痛みとは逆の動きが改善すると自然と痛みがある方向も楽になってきます

頚部は繊細な筋なので何度も可動域チェックするとダメージが残りやすいので気をつけましょう
患者さんにもこの点を説明しておく様にしましょう

【施術の方法】

1、脇のポイント
別名クワドリラテラルスペースと呼ばれていて
神経や血管が腕にいくためのスペースでもあります
多くの寝違えはこのポイントが疲労して硬くなる事で頚部に影響がでます

座った状態で肩甲骨外側と肋骨の間に指を入れていきます
小円筋と広背筋の下に指を入れていくイメージです
そのままズボッとハマったら上方に押し上げていきいます

その手技にプラスして肩甲骨外側の縁をガリガリと擦っていきます
ちょうど小円筋の起始部になります

自分の感覚値ですとだいたい8割は寝違えは取れていきます。

2、上腕三頭筋腱
肘を曲げた時にボコッと出っ張る骨(肘頭)から
脇に向かって指一本分のところにポイントがあります
ここは天井(てんせい)というツボでもあります

PC作業など前腕の疲労が原因で寝違えている時は
ここのポイントが効果的です

座位で天井のツボを押さえながら少し腱を弾いていきます
ほぐれてきたら腱を横向きへ弾く様なベクトルで圧を加えた状態で肘関節を屈曲伸展させます
肘関節を動かす事で刺激がマイルドになって深く刺激が入る様になります

肘関節を動かしながら首も動かしてもらうといいです
首を動かす時のポイントとしては痛みがない方に動かして下さい
そのあとに痛みがある方へチェックすると改善しやすいです

3、下部肋骨
特に頸部伸展がいきにくい時に効果があります
みぞおちから約指4本分外側のところにポイントがあります
この場所は肋骨の上に筋の膜の様なものがゴリゴリと触れられると思います
ここを剥がす様に指で擦っていくと頸部の動きが良くなります

またここは胃の調子が悪い時にも効果的なポイントで
擦る時は痛いのですが終わった時にはお腹がスッキリします

以上が寝違えがある時に行ってほしいポイントになります
ぜひ現場で試してみて下さい

鈴木一登
プロフィール

【資格】
⚫︎柔道整復師
⚫︎鍼灸師

【専門分野・得意分野】
⚫︎産後ケア、マタニティ
⚫︎現代鍼灸アプローチ

【運用Web.SNS】
⚫︎Twitter:鍼灸のテクニックや解剖学について発信します(たまにサザン)
⚫︎Instagram:ほぼサザンと草野球の投稿しかしません
⚫︎LINE Official:ちょっとした呟きを配信


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