創作者向けコーチング編『どこにでもいるアラサー人事が漫画家を目指す事にした話』5
こんにちは、カズトです。突然ですがみなさん「コーチング」ってご存じでしょうか。日本では2000年ごろから人材育成の手法としてビジネス研修で用いられるようになったものですが、近年ココナラ等のスキルシェアサービスでより手軽に受けられるものになっているようです。
コーチングとは
コーチングとは相手の話に耳を傾け、観察や質問、ときに提案などをして相手の内面にある答えを引き出す目標達成の手法のこと。
これから必要なもの
これから私が個人事業主としてやっていくには、より高い自己マネジメント能力が必須だと考えています。特にスケジュール管理、メンタル管理、モチベーション管理は重要ですが、あまり得意ではないのが現実です。
そこでふと、「自分の育成は外注できるところは外注してしまえばいいのではないか」と思い至りました。以前パレット団の知人のお試しコーチングを受けたこともあり、早速ココナラで「コーチング」と検索してみると…そこには一時間千円のものから継続して受ける数万円のものまで、多数のコーチングサービスがひしめいていました。
創作者向けコーチング
コーチングのサービスはあまりにも数が多く、またこれまでの仕事の経験から、こういったサービスは適当に選ぶと表面上それっぽいところに誘導されてなんとなく終わってしまうというイメージがありました。加えて今回は「漫画家、個人事業主としてやっていくには」というテーマ上、創作に理解がある人が望ましい。
都合よくそんなコーチングをやっている方…いました。
創作者向けコーチングを提供されているとすけさんです!
早速コーチングを受けてみた
創作者向けというぴったりなテーマと、良心的なお値段に惹かれ即申込。セッション(※コーチングの面談の事)を組んでいただきました。
まずはとすけさんから基本的なコーチングについてのお話、私からは今回相談した経緯をお話しし、具体的な目標、そこに到達するまでを逆算してマイルストーンを置くお手伝いをしていただきました。とすけさんは普段、ご自分でイラストや漫画を描いていたり、漫画のネーム相談を請け負ったりしているだけあって、専門用語やイベントについて説明する必要もなく、スムーズにお話を聞いていただけました。
二年後のデビューから逆算すると
今まで、目標の最終地点は決まっていましたが、そこに至るまでのマイルストーンは「専門学校に行く」「J.GARDENに出て持ち込みをする」くらいしか考えていませんでした。そこで、「いつまでに担当についてもらうか」「そのために何をするか」「自分は何を描きたいと思っているのか」を詳しく掘り下げていきました。
その結果、来年の6月までには担当さんについていてほしいという結論に。来年ってかなり近く感じますね…!
二次創作は必要か
以前の記事でも少し触れましたが、現在ハマってしまっているジャンルがあり、2021年11月のスパークに申し込み済です。
それって必要なのか、と問われました。
二次創作でより多くの人の目に触れるようにしたい、フォロワーを増やしておきたいという理由を挙げましたが、デビューとフォロワー数って実は関係ない。お仕事アカウントを分けてしまったので猶更。
であれば単純にやりたいからやる。ハマってるときの熱量は大事にしたい。技術向上に努めつつ漫画家計画も忘れずに頑張る事で落ち着きました。
目からウロコの発見
漫画家になる前段階として、まずは担当付きになるという目標があります。そのためにオリジナル漫画を描いて同人誌にし、持ち込みをする事を考えていました。このセッションをするまでに考えていたのは来年春のJ.GARDEN合わせです。しかしとすけさんの一言で目からウロコが落ちます。
「持ち込みって、新作のオリジナルじゃないといけないでしょうか」
…二次創作の持ち込みを受け付けてる出版社、あるんでした。二次創作でいいなら今まで発行した本はいくらでもあります。しかも今の世の中Web持ち込みを受け付けている会社がほとんど。
今すぐ持ち込み、できますね……
というわけで、今すぐ持ち込みをしてアドバイスを聞ける出版社を探し、自分の強み・弱みを客観的に知ってから、それを活かして11月の同人誌制作にとりかかる事になりました。
セッションのまとめ
セッション中、話した事をとすけさんがテキストにまとめて終了後に納品物として送ってくれるのも嬉しかったです。私はネットプリントして手元に置いて読み返しています。
さて、今回一緒に考えてもらったすぐやる事は…
出版社の洗い出し→今すぐ持ち込みできる二次創作OKのところから、オリジナルに限ったところまで、一覧と傾向を調べてまとめる
11月の原稿スケジュール→本誌次第でブレるところを計算に入れた上で「今出せる全力の」同人誌を出すためのスケジューリング。
大きい目標を立てたものの、それまで何をすればいいのか、小さいところにいまいちピントが合っていなかったものが少し改善された感覚がありました。これを自分で出来るようになるのが一番いいのですが、出来るようになるまで手伝ってくれるのがコーチング!という事で、創作する上で目標があるけど、どうすればいいのか上手に整理できない…などモヤモヤを抱えている方はコーチングを受けてみることをオススメします。
私はサービスが終了しない限り、今後も定期的にとすけさんにお願いするつもりです!
読んでくださりありがとうございます! 直接話してみたいな~という方は是非お気軽にTwitterまで。 頂いたサポートは技術向上のための資料代などに使わせていただきます。