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未経験者が林業を始めるための3つの方法

 今、新型コロナの影響もあり、地方移住希望者や林業に転職したい就林希望者が増えてきているようですね!

 新規の林業従事者が増えるということはとても嬉しいことです。
しかし、林業は労働災害が異常に高い業界で、何も指導を受けず初心者が独学でいきなり始めると高い確率で重大な事故の発生、または死亡してしまいます。
 そのため、新しく林業を始めたい方は、絶対に一度は林業経営体など林業に従事している方からの指導を受けるべきだと考えています。
そこで今回は、未経験者が林業で働き始めるための方法をご紹介していきます。
※岩手で就業する場合を想定した内容になっています。


「林業アカデミー」への入講

 林業アカデミーは、林業に関する知識や林業の現場で働くための技能、林業経営、木材利用などを林業を幅広く学ぶことができ、1年で林業を始めるにあたって必要な資格を取得することができます。また、林業事業者の方が講師をしていたり、林業関係の会社・工場の見学やインターンシップも体験できたりするため、多くの事業者の方と知り合えたり働く経営体を吟味することができます。

将来的に林業の様々な分野で働いてみたい方や最速で効率的には林業アカデミーへの入講を1番オススメします!

 ただし、家庭がある方は家族の理解を得られない限りオススメはできません。
入講するにあたり、条件付きではありますが年間100万円近くの給付金を受けることができます。しかし、家族で100万円の給付金だと厳しいので1年間過ごすための給付金以外の方法を模索する必要があるでしょう。


「緑の雇用」の活用

 林業への転職で調べると真っ先に出てくるのが「緑の雇用制度」だと思います。
これは日本国内での林業へ新規参入する労働者の雇用支援制度で、
未経験でも林業経営体に就き、採用された人には講習や研修を行うことでキャリアアップの支援を行ってくれる制度です。
林業経営体に採用された状態で、サポートを受けながらレベルアップしていけるので、
家庭がある方はこちらがオススメです!
ただし、緑の雇用での研修内容は現場で働くための技能が中心となるため、
将来的に森林調査や林業経営もしたいと考えている方は、
森林調査や林業経営を専門で行っている人がいるかに注意して経営体を選びましょう!


経営体に直接お願いしに行く

 周りに入りたい経営体があったり知り合いの経営体がある場合は、この方法で経営体に入れてもらうのもいいかもしれません。
 地方移住して何年か働いてみると今よりも良さげな経営体に出会う可能性があります。林業業界だと入りたい経営体はあるけど、ハローワーク等に求人を出していない場合が結構あるので、直接「ここで働かせてください」とお願いする千と千尋の神隠しスタイルが一番効果的です。
 緑の雇用制度の研修は経営体に入社してからでも受けることができますが、
入社先の経営体が行かせてくれないなどの事例があるので、
入社する前にあらかじめ研修を受けたいという意思表示をしておく必要があるでしょう。


 3つの方法をオススメしてきましたが、
地方移住して林業で働き始めたい場合は、林業関連の知り合いがいない限り
「林業アカデミー」か「緑の雇用制度」がオススメ
です!
働き始めてみて別の経営体に入りたい場合は「直接お願いしに行く」のがオススメです!
それぞれ家庭の事情や林業の中でも自分のやりたい分野があると思うので、
現在の自分の状況に合わせて最善の方法を選択してみてください!
応援してま~す!


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