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TAKUMI NEXT 2021 レポート (映像コンテンツ制作)

こんにちは。造形作家の塩井一孝です。この記事は「TAKUMI NEXT」のレポートです。これから応募しようとする企業や個人事業主の方の参考になれば嬉しいです。

・前回の記事はこちら↓

さて、今回は「映像コンテンツ制作」についてのセミナーレポートです。参加企業は商品の制作過程や使用シーンを撮影するだけ。あとは TAKUMI NEXT のスタッフが編集して洗練された動画に仕上げてくれるサポートです。90秒の動画制作をプロに頼むと一本50万ぐらいが相場ですが、これを無料で作って貰えるなんてお得としか言いようがありません(しかも海外向けに英訳もしてくれる)!!

・過去にTAKUMI NEXT が制作した動画はこちらでご覧いただけます。↓

セミナーは約1時間、TAKUMI NEXT の担当者からレジュメを元に丁寧な解説がありました。編集は事務局がやってくれますが、素材となる動画は各企業が自分たちで撮影する必要があります。いくら編集の腕が良くても、素材となる動画がイマイチでは元も子もありません。では、どのように撮影を進めていけば良いのか?そもそも動画はなぜ必要なのか?セミナーの内容を元にまとめてみました。


なぜ動画が必要なのか?

オンラインで海外のバイヤーと商談を決めるとき、重要なツールが動画です。なぜなら、実際の商品が目の前にない状況で良し悪しを判断するには写真だけでは不十分だから。動画であれば商品の使用シーンや着用シーンを具体的に伝えることができるので、バイヤーにもイメージが湧きやすく、商談の制約確率がグッとアップします。

もの・サービスが売れること="共感"されるということ

海外のバイヤーが共感する4つのポイント


1. 製造プロセス
2. デザイン(美しさ)
3. 素材のユニークさ
4. 地域ブランド

この4つが特徴的だと印象に残るブランドになるそうです。これは日本国内で戦うためにも抑えておきたいポイントです。動画制作は競合他社との差別化、優位性を見直すきっかけにもなりそうですね。

動画撮影のポイント

まず初めに、動画撮影をする前にとても大事な考え方があります。それは、

見る人は想像力が乏しい、という前提で動画を作る!!

ということです。動画に限らす文章などの文字情報もそうですが、読み手は超テキトーに読み飛ばしています。渾身を込めて作った動画もなんかよく分かんなかったら平気でスキップされたり。そこで重要なのが直観的に伝わる工夫をするということです。

【直観的に伝えるために大事なポイント】
1. サイズ感
2. 質感
3. 使い方
4. コーディネート

商品単体を見せるよりも、コーディネートや着用シーンを見せた方が直観的に素材感や色、使い方を想像できます。ただ、着用シーンの場合は注意点が。素人がモデルをする場合、顔が入ると生っぽくなる(生活感が出てしまう)ので、その場合は顔が映らないようにしましょう。人の顔って無意識に情報が入ってきてしまうのです。

アートボード 1-100

作業シーンは「引き」と「アップ」を組み合わせて撮影すると良いそうです。引きのシーンでは背景が映り込むことによって世界感が伝わりやすくなります。掃除の行き届いた工場の雰囲気や道具、制作途中の商品などが垣間見れると会社の信頼感に繋がりそうですよね。また、アップで職人の細かい手作業を見せることができれば高品質なものづくりの空気感が伝わり、付加価値にも説得力が増します。

アートボード 2-100

このセミナーをもとに僕も動画を撮影してみます。完成したらまた紹介します。ではまた!

追記(20022/05/06):
映像コンテンツが完成しました。こちらの記事からどうぞ。↓


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