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雑記20200205

ボーカルレコーディングの事を通称で「歌入れ」と言ったりします。

いつの頃だったかわからないんですが、
「唄淹れ」と書くようになりました。しました。

自分が珈琲大好きだからっていうのももちろんあるんですが、
「唄を淹れる」っていうのはものすごい的を得てるんじゃないかなと。

だいたいボーカルレコーディングは一連の録音作業の一番最後になることがほとんどです。
楽器で土台を作り、アンサンブルがグルーブというウネリになり、曲に表情が出てくる。
その最後に「唄を淹れる」。

珈琲よろしく、蒸らしたりもしながら、絶妙なショットを抽出する。
その日のコンディションも多様に影響して、同じ曲なのに表情が変わります。

最初は当て字のつもりだったんですが、
割と本音でそこを意識してる現在なのです。

ディレクション現場で自分のではない、人の「唄淹れ」をするときも、
どういう表情が出てくるのか、とか。
あ、今だいぶ喉が開いてきたぞ、とか。
この譜割りだったら言葉がどう聞こえるんだろう、とか。
これ以上いったら逆によくないかな、っていうのも。

唄い手が気付かない間に、さりげなく。
そういう瞬間瞬間を見極めていきます。

まだまだお勉強中ではございますが、
そういう「唄淹れ」という時間の面白さ。

「唄」っていう漢字なのは、割とテンションなんですが、笑
「歌」との違いってなんでしょうね。

でも「唄」ってちょっと一世代前の喫茶店感ありますね。
それが好きなだけなのかもですが。笑


さて、隠しても隠せないんだろうなと思うのであれですが、
今日からCoda Piano Trioのレコーディングがはじまります。
まずは3日間リズム隊2人でのベーシックレコーディング。

昨年末に5曲入り音源出したばっかりじゃん。
いやいや、このお話には続きがあったのですよ。
次作とセットで一つのストーリー。そんな気概です。

どうぞお楽しみに。

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これは昨年夏前のツアーの様子ですかね。
そっちの方もどうぞご期待ください。

な、感じです。


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