見出し画像

雑記20221205 国宝松江城マラソン2022 & homme×小田和奏"あの夕暮れ時の麓まで" 松江AZTiC canova

おはようございます。
昨日はとても楽しみにしていた旅の最終日。こってりと特濃な1日でした。



スタートから逆算して午前4時に起床、そのまま前日に買っておいた朝ご飯をもぐもぐと食べながら朝のルーティーン。昨日はおにぎり3つとお味噌汁、ゆで卵、バームクーヘンという感じで消化の良いものと基本は炭水化物。

午前6時半過ぎに宿を出発して松江駅から会場まで約1kmくらいを歩いて向かいました。


会場に向かうおそらく同じランナーさんを見ながらテンションがじわじわと上がっていくにはいつものこと。特にフルマラソンとなれば、もう参加するというその心意気だけで大成功の一つ目です。みんな同士ってやつ。

音楽のツアーの行程にこんな感じでフルマラソンが入ってくるって、よくよく考えたら面白い。笑 これまで何度かフル走ってライブやったことはあるんですが、ツアーで何本も連ねてやってきてからのフルは初めてでして、やっぱり短い時間での演奏だとしても疲労って蓄積していくもの。集中力のオンオフや旅先での寝泊まりは何気に身体的なストレスもかかってくるもの。果たしてどんな感じになるだろうかというのも初体験でした。


スタート整列前のゴール地点にて。

hommeあきやまんとエントリーしたわけですが、偶然にも同じBブロックスタートということで、スタートも横並びでいけました。大体3時間50分くらい、1キロ換算5分30秒目安でペース刻んでいくからって伝えてて、ちょうどいい感じに。実際は集団の流れにもいい具合に引っ張られたのもあってもう少し早く5分15~20秒くらいで推移してました。コース的には2回でっかい上り下りがあることと、中海の風が吹いたらしんどいかもなぁという想定だけしていたので腹は括れてました。30kmまでは余裕あってもアクセルは踏まないっていう自分なりのテーマも。

スタートしてからひたすらあきやまんとランデブー走行。お互いがお互いにいい感じにリズムを作り合えてたんだと思います。セッションみたい。
想定してたけど実際、中海の風がめちゃくちゃ冷たくて、このペースだと身体が温まってこない巡航速度だったので、けっこうヒヤヒヤ。なんとか耐えつつ。そして26km過ぎのしじみ汁のエイドがあるところで止まりすぎると脚の痙攣癖が出てしまいそうだったのでここでランデブー終わってそれぞれの単独走へ。11月はビジー状態のスケジュールであまり走れてなかったので不安だったのですが、30km過ぎても脚はまだ残ってる感じ。そこからペースアップで坂道もガシガシ登って行きました。一番心抉られるのが上り坂なんですが「上り坂も絶対終わりがあるんじゃー」って思うようにしてます。

雨上がりの曇りだったってのも後半は自分に味方してくれて、めちゃくちゃ汗っかきの自分はフルマラソンだと必ずと言っていいほど30km以降に発汗の影響で脚の吊り、つまり痙攣との戦いになるんですが、この日は予兆はあったもののなんとか抑え込めて、なんなら最後までビルドアップでペース上げ上げ。40km過ぎてもこんなに元気でバッキバキだったのは初めて。笑

予定よりも10分くらい速くゴールしてしまったという、嬉しいサプライズでした。しかもけっこう元気なまま。笑 1km平均5分30秒でいくといいながら、結果的に5分11秒くらい。中間点の通過でも御の字って感じだったけど、後半上げていけたのは良かったです。これでライブ干上がってたらまじで自分で自分に説教だけど。笑


ほどなくしてあきやまんもゴール。ライブで抑えめにいこうって話してて、結果的に彼はPB(パーソナルベスト)達成!素晴らし!
コースの景色も本当に素晴らしかった!雨上がりということでこの日も何度か天使の梯子も見れました。なんかいろんなラッキーが重なり合った感じです。


フルを走った時に飲むコーラは世界一美味しい。
皆さんも是非。

で、いつもならこれでお風呂入って飲み会みたいな感じですが、そうは行きません。笑 メインディッシュはここから。
一旦宿に戻ってシャワーと洗濯。1時間弱のブレイクを挟んでライブ会場の松江canovaへ。


人生で初めての島根でのライブ。そしてhommeとのカップリングツアーもいよいよファイナル。彼らの地元・松江はAZTiC canovaです。目の前は宍道湖。


段々と晴れ間も見えてきたので、もしかしたらワンチャン宍道湖のサンセットを見れるんじゃないかとリハーサルを進めながら気になっていました。
残念ながらドンピシャな感じには至らず。でも大丈夫。また松江に唄いに来いよってことでしょう。次のお楽しみということで。

地元からのアクトも素敵な二組でした。純粋なはじめましてが繰り返されながら旅は転がっていき、やがて大きな車輪になっていきます。


はじめまして松江。

お客さんの入りが本当にたくさん。こんな機会でやらせてもらえてありがたい限りです。向かい合ってくれて耳を傾けてくれてありがとうございます。フルの代償で右足がびっこ引いてるのはいつものことなんでもうあんまり気になりませんが、見た目的には面白かったでしょうか。笑

で、自分の感覚主観でしかないけど、たぶんここ最近で一番声が伸びていったような気がします。なんだろうな、フル走った後だからいい具合に力が抜けたからでしょうか。でもこの旅が半端じゃなく充実したものだからでしょう。あっという間の時間でしたが演奏しててとても幸せな時間でした。音響も照明もとても素晴らしかったです。リハから誰の見ててもいい音だなぁって思ってました。

hommeのライブも素晴らしかった。旅の締めにふさわしいナイスアクト。地元でのライブって一番やってるからこそどういうものにするのか一番考えるものだと思うんです。もちろん地元で見るのは僕ははじめてだけど、なんかしっかり空気を掌握してる感じが気持ちよく、そしてとても頼もしかった。彼らと出会ってなければもっと実現が先だったかもしれない山陰でのライブ。思い返すと毎日ずっと笑ってる旅になりました。彼らの人柄や思い、たくさん触れました。そこにまた共鳴する瞬間、交わる場所を探しながら次のことを企みたいなーと思います。

最後に3人で2曲セッションを。最終日は「小さな夜のこと」と「shinjiko sunset」どちらもスローな曲だけど、大胆にやっちゃおうと。
ライブでも行ったのですが、大袈裟に、そして誤解を恐れず言えば、僕は「shinjiko sunset」を松江でプレイするためにやってきたわけです。

hommeとのライブ共演の出会いは偶然だとして、作品に関わらせてもらってからは偶然ではない何かがはじまったのでした。
そんな昨日の最後のセッションは感慨深い時間だったのです。リハーサルの時点でちょっと泣きそうな感じだったんですが、本番はたぶんニヤニヤしてたと思います。笑

本当ににいい時間でした。
ご来場の皆様、気持ちを馳せてくれてた方々のお陰です。


共演者全員で!
ハッピー!
この画像を見る限り、しまんちゅも走った感ありますね。笑
来年は走る宣言しましたしね。ということは・・・?


こんな嬉しいことになってしまいました。

hommeの二人が猛烈にプッシュしてくれたのがとても大きいんだけど、ありがたいことにツアーで持ってきていたCDが全部売り切れてしまいました。初日の名古屋から欠品してしまったものもあったので、おやおやと思っていて、松江はいろんな人にごめんなさい〜という状態になってしまいました。ライブ後にその余韻で欲しいと思ってもらえる気持ちはとても嬉しいテンションです。通販でご注文いただけたら、お手紙付きでなる早でお届けしますので、ぜひよろしくどうぞです。


フル完走からのライブご参加の方々へ表彰。
思った以上に猛者がいました!素晴らしい!
絶対友達になれる域だ。


いける人だけでしっぽりと打ち上げ。我慢してたナマモノもフル終わったので解禁。ビール1杯目で五臓六腑に染み渡るアルコール。ホッとした時間でした。


本当に良い旅良い時間を過ごしてきました。うまく書けているかわからないくらい。また思い出したりしたことはそのうち書くかもしれません。

旅を小慣れて過ごすことなく、新鮮な気持ちでもう一度はじめる。
そんな個人的なテーマと共に回ってきました。
結果小さなこと、些細な瞬間、その全てがキラキラと自分の中に入ってきました。感受性がフルオープンになりました。道中ずっと笑ってました。
ハッピーってこういうことだよな。

ハッピーになるって、実はすごいシンプル。
自分がハッピーなんだって決めることだけです。
あとは勝手に集まってきます。


さて、今日はチェックアウトしたら出雲空港から東京へ帰ります。
空港までは再びあきやまんが送ってくれるという。
なんというホスピタリティなんだ。泣いちゃうぞ。
旅が終わるのは寂しいし名残惜しいけど、また次を作ります。

そしていろんな人と旅をしたくなったし、たくさん音楽を作りたくなります。良い循環がはじまりそうです。


この旅で出会ってくれた皆様、
ずっと気にかけてくれた皆様、
本当にありがとうございました!




このサポートは言わば「投げ銭」です。 よろしければサポートをお願い致します。 頂いたサポートは僕や周りの音楽活動の一部に充てさせて頂きます。