国立科学博物館「海 ―生命のみなもと―」に行ってきた
夏休みも終わってしまうので、慌てて我が家の次男くんと連れ立って上野の国立科学博物館まで特別展「海 ―生命のみなもと―」(略称:海展)を見てきました。
特別展「海 ―生命のみなもと―」
科博(国立科学博物館)は定期的に出かけているので常設展は置いておいて、特別展専用の入口から入ります。最近は人数をコントロールするために、予め時間指定のチケットを持っていないと待たされてしまうことがあるので、直前であってもチケットを買ってから出かけるのがオススメです。
国立科学博物館
今回は「海」というとても大きなテーマなので、どうまとめたのか興味津々で展示を見始めました。まず海が出来るまでから始まります。あのはやぶさ2がリュウグウから持ち帰った本物の小さな石が展示されていました。小さいと言っても、しっかり肉眼で見ることはできる(数ミリくらい)サイズでした。そこから地質的な展示が続き、生命の誕生に進みます。
※音声ガイドは桝太一さんの声らしいのですが、今回は借りず。
はやぶさ2
国立科学博物館「海 ―生命のみなもと―」
生物の分類って自分が子供の時に習ったものとは、かなり変わっていて植物や動物の占める割合が一部になってしまい、何やらカタカナの謎の生物の集団がいくつもありました。生物の進化の説明が続くのですが、今回は海なので陸上の生き物は出てきません。そして現在、海で生活している生き物たちが紹介され、ここから人間と海の関わりが始まります。
国立科学博物館、海の謎を知る特別展「海 ―生命のみなもと―」
海中探査船が無骨で格好良いのですが、最期はやはり地球環境問題で、いわゆるゴミ問題が最後です。海水から抽出したという厚みがわからないので、重さを推定するのが難しいのですが、多分1万円分くらいの金の粒も展示されていましたが、おそらくこれを作るのに数百万円はくだらない経費がかかっていそうです。
海を汚染しないというのは二酸化炭素排出削減と同じくらい難しいとは思います。気持ちの問題ではなくてエントロピーを小さくするのには莫大なエネルギーが必要だからです。
ということで、なかなか海といういろいろなテーマを含んだ展示をまとめあげたのは素晴らしいものでした。模型も良く出来ていて、こういう技能を持つ方も必要だなと思いました。テーマが多すぎて少し発散してしまったところも感じたのですが、いずれかのテーマひとつだけでも興味が持てたら満足できるのはと思います。
特別展「海 ー生命のみなもとー」
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