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AI時代に必見!? - 銀河ヒッチハイク・ガイド(テレビ・シリーズ)

この有名なラジオドラマから始まった作品群のパソコンゲームについては

銀河ヒッチハイク・ガイド - アドベンチャーというゲームカテゴリ

に書いたのですが、1981年にBBCで放送されたドラマシリーズが、同じ題材の映画公開に先立って日本でも発売されたので、映画はそっちのけで手に入れて楽しみました。

銀河ヒッチハイク・ガイド [DVD] - amazon の商品ページはわかりにくいので映画と混同しないように確認を

このドラマシリーズの存在はわかっていたのですが、元がイギリスの放送なのでビデオテープの時代は頑張って手に入れても再生する機械まで用意するのは大変でしたし、だいたいこの作品群は難解な台詞回しが多く、後半の小説がなかなか翻訳されないのに業を煮やして英語で読んだものの、自分の英語力のなさも手伝って理解するのにとても苦労したので、大人しく字幕が入るのを待っていた次第です。

ストーリーについては、リンク先のページを見ていただくとして、究極のコンピュータに「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」を尋ねたところ、答えが得られたものの、その意味を理解するには、そもそもの質問がわかっていないということになり、より高性能な「地球」というコンピュータを使って計算することになったという、大事なことは答えよりも問いあるという真理を見抜いた、AI時代にこそ相応しいお話です。

生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え

科学者やコンピュータギークには、この作品の熱心なファンも多く、この作品群に登場するネタが、コッソリ忍ばせてあることがあります。LANアドレスの192.168.X.0 の X の部分が42であれば、アナタの近くにもきっと居ます。

ドラマ自体は何せ80年代の作品なので、CGもチープでどこかオズの魔法使いのような画作りになってしまっていますが、なかなか原作に忠実で原作が作られた時代を感じさせてくれます。21世紀になって作られた映画版である「ギャラクシー・クエスト」もあるのですが、ドラマのほうが尺もあるので、よりディテールが楽しめるとは思います。もっとも細かいネタが多すぎるので、結局、小説版を読むのが一番ではありますが。

銀河ヒッチハイク・ガイド

The Hitchhiker's Guide to the Galaxy - やはり英語版の方がいろいろ詳しい

お気に入りのネタとして「他人の問題フィールド」という素晴らしいものがあるのですが、これは小説にしか出てきませんし、読み直す機会があれば、何か書いてみようかなとは思っています。

そうそう、この作品群に対してノートの記事も見つけました。思わず「スキ」してしまいました。

Don't Panic

ヘッダ画像は、以下にあるものを使わせていただきました。https://en.wikipedia.org/wiki/File:Marvin-TV-3.jpg
By Television screenshot, Fair use, https://en.wikipedia.org/w/index.php?curid=13475995

#海外ドラマ #銀河ヒッチハイクガイド #BBC #42 #生命宇宙そして万物についての究極の疑問の答え

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