- 運営しているクリエイター
2020年7月の記事一覧
やめるはやめるで、たいへんなのだ。
もう、タイトルのとおりの話である。
ぼくは普段、出社して、原稿以外の諸業務を片づけたのち、「さあ、あとはこれだけだ」と当日分の note に取りかかる。これを書き終えれば、仕事に入れる。原稿だけの世界に入っていける。そんな気持ちで note の画面を立ち上げる。
画面はすがすがしいほどに真っ白で、書くべきことなどなにも浮かばない。書きたいことも、とくにない。
それでも結果的に毎日書いているの
「読解力」にふりがなを。
つらつら本を読んでいたら、こんなことばに出会った。
映画監督の黒澤明さん、映画解説者の淀川長治さん、『乱』など黒澤作品の音楽も手掛けた武満徹さんによる鼎談での、黒澤さんの発言だ。
「僕はこう思ってるんです。映画というのは、本当は球体じゃなきゃいけないんだと。ところが、そうはいかない。とにかく、少なくとも多面体ですよね。そもそも映画というのは、そういうものでなければいけないと、僕は思っているんだ