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何かを学ぶなら努力するな

 皆さんこんにちは。長野県で理学療法士として働いている竹中かずしです。最近買ったユニクロの「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ」に感動してお気に入りでよく着ています。

 今回は、学ぶ時に気をつけておきたい心構えとして「学ぶなら努力はするな」というテーマで書いていきます。


苦手を埋めようとすると長所が尖らなくなる

 一般的に何か学ぶ時って自分が苦手なことを克服するためという時が多いと思います。なぜなら、あれも出来て、これも出来て、と幅広いジャンルで活躍している人が優秀と言われ、評価されるようになっているからです。

 学生時代を思い出してもらうと分かりやすいかもしれません。
 例えば、数学が95点、国語が30点のAさん。数学が80点、国語も80点のBさんがいたとします。この時成績表で評価されるのってBさんではないでしょうか?

 この時先生は、
「Aさんは数学が良いけど、国語が悪いから次は国語が良くなるように頑張ってね。」
とアドバイスすると思います。そしてAさんは苦手な国語を頑張って勉強して、数学があまり時間が掛けられなくなったらどうなるか。
 数学80点、国語60点となるわけです。そして、先生は、
「よく国語頑張ったね。すごいね。」
と褒めます。


 これってどうでしょうか?
 一見するとAさんは成長したと思うかもしれません。しかし、これが苦手を努力して埋めようとする落とし穴です。

 どういうことかというと、苦手を埋めることに時間を費やすことで元々Bさんより良かった数学は同じ点数になり、国語は良くなったものの相変わらずBさんには届かない状態になっているということです。

 つまり、苦手を埋めようとすることがAさんの長所を削っているということになるのです。


社会人こそ自分の興味があるものに学びの時間を取ろう


 先ほどは学生時代の話を例に出しました。学生時代では、最終的に入学試験などに繋がるため、苦手を埋めることに関してまだ意味があると思います。

 しかし、社会人になったらどうでしょうか?例えば、先ほどのAさんとBさんで数学の家庭教師を頼むんだったら、Aさんに頼みませんか?

 なぜならAさんの方が数学が出来て得意だからです。そして実際に授業を受けてみて、数学に関することを聞いたらなんでも分かりやすく答えてくれる。そしたら、もうBさんには改めて頼まないですよね。

その時、Aさんの国語の成績は気にしますか?気にしないですよね。なぜなら、数学の家庭教師を頼むのですから。

 

 つまり、社会人はルールが学生時代とは違います。明らかにゲームチェンジが起こっているわけです。
 全ての分野である程度できる人よりも、特定の分野でものすごくできる人が評価され、そして仕事がきます。

 だからこそ、自分の興味がある分野で学んだ方がいいのです。


興味のある分野で学ぶメリット

興味のある分野で学ぶメリットは2つあります。

①自分の苦手で学ぶよりも興味がある分野で学んだ方が選ばれる人になる。
②興味のある分野を学んでいる時は、加速度的に成長する


 ①については、先ほど述べたとおりです。社会人では一つの領域に詳しく専門的になった方がみんなに知ってもらえますし、誰かに教えることもできます。

 例えば、理学療法士であったら、膝関節についてものすごく詳しい。でも、脳血管のことはあまり分からないという人がいるとします。その人が膝関節のことについて知っていることを発信していたら、その人に学びたいと思う人が出てきて、セミナー講師の依頼が来てもおかしくないです。

 このように興味のある分野で学んで尖ることができれば、周りからもどんなことが得意か知ってもらえて、仕事の依頼がくるかもしれません。



次は②の興味のある分野を学んでいる時は、加速度的に成長するという点です。 これに関しても自分の過去を振り返ればよく分かるかもしれません。

 皆さん、子供の頃に夢中になっていたことって時間を忘れて取り組んでいませんでしたか?
 ゲームをしたり、サッカーのリフティングをしたり、漫画を読んだりと。

 これって凄くないですか。ある分野で時間を忘れて取り組むことって端から見たら、かなり集中して努力していることです。これらがすぐに仕事などに繋がるかは分からないですが、間違いなくその取り組んでいるスキルや知識は伸びますよね。

 このように自分が興味のある分野のことを学んでいる時ってあまり労力をかけたと自分では思わないんですよね。対して、自分が苦手な分野や興味のない分野に取り組む時は、凄く疲れます。あまり進まないですし。

 例えるなら、興味のある分野を学んでいる時は自転車で坂を下って進んでいる状態。この時は本人はあまり疲れないですし、気付いたらかなり遠くまで走っています。
 反対に、苦手な分野に取り組んでいる時は上り坂をものすごく労力をかけて登っている状態。自分では努力しているんだけど、なかなか前に進まないし、異常に疲れる。

 なんとなく伝わりますか?
 つまり、興味のあることに夢中になって取り組むことができれば、あまり疲労せずに加速度的に成長できるということです。



努力している学びは疲れる


 私が結局言いたいのは、仕事でも趣味の領域でもいいけど、自分が興味のあることを夢中で取り組む方が加速度的に成長できるし、楽しいということ。

 別に苦手を克服するのが悪いことだとは思ってません。しかし、苦手を克服することばかりに目を向けていては、せっかくの人生の貴重な時間がどんどんと過ぎ去っていきます。

 だからこそ皆さんも少しでも興味のある分野を夢中になって学んで見てください。最初は仕事に繋がらなくてもいいと思います。もし、仕事に生きる分野で興味のあることがあるのであれば、とても素敵なことです。もっと夢中になって調べて学んでみるといいと思います。

 私も毎朝、頭が新鮮な状態の時に、自分が興味のある分野について学んでいます。最近は、リーダーシップについて本で学んでいることが多いです。この学びは職場でもかなり生きています。

 後輩を指導する時もそうですし、チームの上司の言っていることが理解できるようになったのもそうです。

 ぜひ皆さんも朝の30分を自分の興味のある分野を学ぶ時間に当てると良いと思います。


 今回も読んでいただいてありがとうございます。少しでもあなたの人生を前に進める参考になったら幸いです。
 今後も日々の気づきや学びを発信していこうと思っているので、よろしくお願いします!

 また、私に相談したいことなどありましたらDMやLINEなどしてもらえたら、回答していこうと思います。

ではまた!

#竹中かずし #学んだことシリーズ #日記 #理学療法士


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