【ポップ】ダイの大冒険に脳を灼かれ続けている【鷹嶺ルイ同時視聴②】【ポップ】
第3回はこちら
鷹嶺ルイさんによるダイの大冒険同時視聴、感想第二弾です。
最初に自分個人のダイ大への感想、後半で同時視聴の感想を語ります。
アニメ第8話〜13話(ヒュンケル撃破)までの話しかしません。
同時視聴はこちら
いや、これポップの大冒険じゃん。
ダイという勇者の隣に立つために、泥臭くもがきながら成長するポップっていう優しい男の物語じゃん。
記事タイトルがポップに侵食されるのも仕方ないよ。
ポップ…
ポップお前…ポップ…
…ポップうううううう!!!!!
ってことでまずは消失した語彙を取り戻すため、ポップ+αを早口で語っていきます。
今回は残念ながらリアルタイム全編同時視聴が不可能なのが分かっていたので、以下のうち、中身の感想部分は視聴前に書き終えています。
同時視聴はアニメを思い出してリアクションを耳で聞く形でしたが、視点が違う箇所もあってそれがまた良かった…
ポップ
なんかもう、クロコダイン戦以降ポップが何言ってても涙出ちゃうんだけど、好きな台詞をピックアップ。
「好きで戦ってきたんじゃねーんだ!」
アバンに憧れてついていっただけだもんな。
自分より強い者に立ち向かう決意なんてしてないんだよな。
ダイとマァムにとって当然のことは、ポップにとっては当然じゃないんだよな。
だからアバン先生は、ポップに強い期待を込めた言葉は最後までかけなかったんだよな。
「あなたにもいずれ分かる」って言葉は、まだ修行することの意味が分かっていない、決意ができていないポップを、それでも肯定してくれてたんだよな。
客観的に見ればポップだって天才の部類だろうけど、自分より強い相手に立ち向かえるかどうかに、能力の高さは関係ない。
勝てるか分からない命賭けの戦いに足がすくむほうが、普通の人間の感性に近い。
この人間臭さが、弱さがあるから感情移入できる。
決意してなお、クロコダインを前に足が震える弱さ。
その弱さを、ひとかけらの勇気を振り絞って抑え込む決意の熱さに胸が打たれる。
胸が打たれるっていうか普通にボロッボロに泣いちゃったけど。
「そうさ お前はこんなのを何発もくらいながら戦い続けてきたんだもんな」
一番近くで、ずっと見てきたから知っている。
ダイが自分とは違うということを悟っても、ダイについてきたから。
戦闘前はいつでも逃げようとするけど、目の前でピンチを迎えたダイを見捨てたことは一度もなかったから。
自分にはない、立ち向かう勇気がどんなに眩しくても目を逸らさなかったから、ダイの戦いの軌跡を知っている。
知っているから、勇気を振り絞った時にその姿が自分を支える力になる。
クロコダインに啖呵を切るシーンより、ポップがダイのことを誰よりも尊敬していることが分かるシーンが俺に効く。
自分よりすげえ奴が自分より頑張ってることを正面から受け止める事にも勇気が必要なんだよ。
才能で負けてるって言い訳ができなくなるから。
でも、ちゃんと目を逸らさない勇気があったから、真っ直ぐその背を追えるんだよな。
その先にダイの背中があることを知ってるからまだ立ち上がれるんだよな。
「あいつは本当に強いんだ おれなんかと違ってな」
卑屈かもしれないけど、妬みじゃなくて信頼。
ダイに対して、憧れや敵わないという諦めはあっても妬みはしない。
素直に他者の強さを認めることができるのは、ポップの美点だと思う。
ダイの持つ強さは、ポップだって欲しかったはずの強さ。
アバンに憧れて家を飛び出したんだから、勇者の強さが欲しくないわけがない。
それでも、自分が欲しくても手に入らないものを持つ者を素直に称賛し、信頼する関係が尊い。
自分にない力を持つ友を誇る姿が尊い。
ダイの凄さを一番知ってるのは自分だという自負が尊い。
ううっ死ぬ…ポップに尊死させられる…
ポップも強かったよ、マホカトール凄かったよ、ダイと違わないよって誰かもっと褒めてあげて…
他にも
・クロコダインに男の誇りの尊さを教えて改心させたのは、ダイじゃなくてポップ。
・ブラスじいちゃんとバルドスを重ねて、ヒュンケル打倒を躊躇うダイに喝を入れるポップ。優しいポップにダイの気持ちが分からないはずがないのに。
・一晩中ヒュンケルに勝つ方法を考えて、現実的かつ具体的な方法を編み出し、それをマスターしちゃうポップ。
・マァムといい感じになるのかと思ってたら、なんかヒュンケルに取られそうになってるポップ。
まだまだ出せる。一晩中語れる。
ハドラー様中間管理職の業務忠実にこなしすぎ問題
登場キャラクター、敵も味方もマジで誰も嫌いになれない。
ヒュンケル、クロコダインは当然としてザボエラ、フレイザードも悪のカリスマを備えてる。
ただ、ハドラー様に関しては嫌いになれないを遥かに超えて大好きになっちゃったよ。
2記事連続で一つの項目を取ったのハドラー様だけだよ。(当社比)
・軍団長を呼びつけたのに、上司(バーン)のせいで無駄足を踏ませたことをちゃんと謝るハドラー様
・まともに人の言うこと聞く子の方が少なそうな面子にもしっかり敬われているハドラー様
・自分が納得しきれていなくても、上司の方針にはちゃんと従うハドラー様
・とはいえ本当に信頼していいのか怪しい部下の様子は直接視察に行って釘を刺すハドラー様
・やれることをやった上で、後は部下に託す理想の上司ムーブしてるのに毎回部下がその信頼に応えてくれなくてかわいそうなハドラー様
ハドラー様…推せる…
魔法剣
スーパーファミコンが発売した時代に、魔法を剣に乗せちゃうのはもう一線超えてるだろ。
もし公園に落ちてる棒に属性付与できるチカラが得られるなら、当時の少年たち悪魔に魂売っただろ。
火炎斬り
嘘だろ…
火炎斬りの起源ここだったのかよ…
ドラクエ好きとしてダイ大へのリスペクトが足りてなかった…
火炎斬りだけ、マヒャド斬り・稲妻斬り・真空斬りと比べて地位が高いとは思ってたんだよ。
こんな鮮烈なデビューを果たした技だったら仕方ねえや。キーファにはもったいねえ
ライデインストラッシュ
こんなんギガブレイクやんけ!
アバンストラッシュがギガスラッシュの起源かなニヤニヤとかしてたらギガブレイクの起源もあるやんけ!!
え、なんでみんな傘でアバンストラッシュしかしてなかったの?
台風とかの時にライデインストラッシュやらないとダメじゃない?
やってたのか?俺が知らないだけでみんなやってたのか?
同時視聴感想
こんな名作を見る機会を与えてくれただけでルイ姉には感謝してもしきれませんが、それを超えて「鷹嶺ルイによるダイの大冒険同時視聴」というコンテンツの魅力はすごいと思います。
冒頭に書いたとおり、今回は事前にアニメは視聴済みだったんですが、これがまたいい。
オタクとは、自分の好きなものを人にも良いと思ってもらいたい生き物です。
しかし、面白い!と思った作品を人に勧めても摂取してもらえるとは限りません。
むしろ、娯楽に溢れる世の中で相手にそれを選んでもらえることなど稀。
そんな中、同時視聴は見てもらえることが確定してる!
しかもそのリアクションがリアルタイムで見られる!
こんな贅沢なことが他にあるでしょうか。
更にリアクションしてくれるのは、言語化能力、分析力、限界化能力(?)に優れた推しの配信者。
アニメを見終わった日から同時視聴の日が楽しみでならなかった。
期待を遥かに超えるリアクション。
もしまだ同時視聴見てない人がいたら是非。
配信では、
・ダイとポップの関係を関係性オタク目線で見て後方腕組み(最終的に私が育てたとか言ってる)
・ダイのかっこよさに限界化
・クロコダインの救援に最大の限界化
・痛恨全体化強すぎ、ゴメちゃんのしずくなど、ドラクエネタの見事な拾いっぷり
・「涙が人間らしさの象徴」など、時折見せる深い洞察
等々(挙げきれない)、私の感想で拾いきれていない部分を全てルイ姉のリアクションは網羅しています。
個人的には、ポップにはまりすぎて見落としてた「ダイの勇者としてのカッコ良さ」にがっっつり盛り上がってくれたことで再度楽しめました。
繰り返しになりますが、本当に素晴らしいコンテンツをありがとう。