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【解説編⑤】ゴール設定

前回はセルフトークについて解説しました。解説編としてまとめてきた①〜④までの内容を用いて、今回はゴール設定について解説していきます。

ゴール達成とゴール設定について

まず、ゴールとは現状の外側にあり達成までのプロセスは見えていません。そのため、ゴール達成できることを前提としてしまうと現状にゴールがあることになってしまいます。そのため、ゴール設定は達成することを前提としないものであることを認識してください。

ゴール設定の重要性

これまで解説してきたとおり、人間は2つ同時にコンフォートゾーンを持つことができません。そのため、コンフォートゾーンを現状の外側(ゴール)にズラすことでスコトーマが外れてゴール達成までのプロセスが見えるようになります。このプロセスが見えるようになるところに、人間のクリエイティビティが発揮されるのです。

ゴールの条件

- want to(本当にやりたいこと)であること
- 現状の外側であること
- 複数設定されていること

ゴールは現状の外側であることはこれまで何度の触れてきたと思います。また、現状の外側であるので本当に自分がやりたいことでないと頑張ることができません。そして、複数のゴールが設定されている必要があります。複数とは人生における複数の領域で設定されているということです。人生は以下のような8つ要素で構成されています。

我々の人生における幸せはお金や仕事だけで決まりません。仕事が成功し、十分なお金が手に入ったとしても自分の体が健康でなかったり家族との関係が悪いと幸せとは言えなくなってしまいます。そのため、8つの領域それぞれでゴールを設定する必要があります。

また、スコトーマが外れやすくなるという効果もあります。ゴールを現状の外側に置くことでコンフォートゾーンがズレてスコトーマを外れます。それを複数の領域で実施することで、脳自体がスコトーマを外れやすくなるのです。必ずしも最初から仕事でゴール設定する必要はありません。まずは、趣味からゴール設定をして、スコトーマが外れる感覚を得た状態で仕事のゴール設定をすれば良いのです。

スコトーマが外れた具体例

私自身もコーチングを受けた中で、現状の外側にゴールが置かれたことでスコトーマが外れた経験があります。私の趣味は筋トレでした。始めてまだ1年ほどのタイミングでしたが、趣味のゴールとして「ボディメイクの大会に出場する」を掲げました。設定した瞬間にどの大会に出場するのかを決めました。また、大会が決まると大会までどのように体を作るのか、ポージングはどうするのか、衣装はどうするのかといったことを脳が考え始めました。ゴール設定をする前は、「まだ筋トレ始めて1年だし、、、」と考えていてボディメイクの大会に出場するのは遠い昔だと思っていました。しかし、ゴール設定してみるとゴール設定までの道筋がいきなり見えてくるような感覚を覚えました。

これから

これまで①〜⑤に分けて、私が学んでいるコーチングにおいて重要なキーワードについて解説してきました。その中で、触れられなかったものの重要な単語や概念について番外編としてまとめていきたいと思います。

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