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地震除災。願いを込めたドライブ

国道165号沿いに気になる看板を見つけた。
地震除災と書いてある。

8月10日。今日からお盆休みだ。
そして南海トラフ地震注意が発表されたお盆休みだ。
釣りに行こうかと計画をしていたが、海で遊ぶのはほんの少しだけ控えて、ドライブへの切り替えた。
ただ、どこへ行こう?
と、計画を練り直している時にフッと思い出した。

青山峠を越えた先にこんな看板があることを。
家に居ても、エアコンの効いた部屋でダラダラ過ごすくらいなら、ドライブを兼ねて行ってみよう。と、松阪市から車を走らせたのだった。

巨大な風車が何機も立ち並ぶ青山峠を越えたところに、先の看板を見つけ、その先の信号を左折した先に、大村神社があった。

地震除災の大村神社は、小さな山の上ある。
駐車場に車を停めて石造りの鳥居をくぐって石段を登りはじめた。

鳥居の先に石段が続く
石の灯籠が並ぶ石段

木陰の中を進むせいか、いつもの気温ほど高く感じず、気持ちよく上ることができた。
階段の先には、立派な境内が出迎えてくれた。

まずは参拝を

境内には多くのナマズの置物も置いてある。
なるほど。これが地震除災の謂れか。

たくさんの願いが叶いますように。

境内の横には要石が祀られているお社もあった。

神石、要石が祀られている

要石とは、土地をしっかりと護って下さる有難い神石で、千年以上も前からこの地に奉鎮されているとの事。神主さんの話によると、映画すずめの戸締まりのモデルにもなったそうで、多くの参拝客が来られるようになったそうだ。

お守りとしてナマズの置物をいただき、水掛けなまずに思いを込めて、この地を後にした。

水掛けなまず

このまま帰るのも、もったいない気がして、折角だから奈良まで足を伸ばすことにした。

急遽奈良まで行くことになったものの、行き先まで決めていなかったので、真っ先に頭に浮かんだ、東大寺。奈良の大仏へと向かうことにした。

奈良公園の鹿は相変わらず人懐っこく国内外から集まった観光客から鹿せんべいを貰っている。
映える写真も愛嬌よく撮らせてくれている。

奈良公園を抜けて、東大寺へと向かう。

奥には大仏殿がある
金剛力士像 阿形像
金剛力士像 吁形像

金剛力士像に護られた南大門をくぐり、大仏殿へと向かう。

重厚な大仏殿の中には堂々たる大仏様が鎮座している。

言わずと知れた大仏様

この大仏様。
聖武天皇が仏教の想い,教えによって、皆が安らかに過ごせる世の中を願って建立されたと聞く。
外国人観光客をはじめ、多くの人たちにこの思いを伝えたい。
地震への不安や感染症や戦争紛争。
不安な要素が多く取り囲む今のこの世に、みんなが安らかに過ごせる世界を一人一人が作り上げていきたいものだ。

大仏殿を後にして家路についた。

お守り下さい。

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