見出し画像

#10 2022年の海外アグリフードテックをざっくり振り返って、今年を展望する会

PitchForkは、海外のアグリフードテックに関するニュースについて、5分でゆるく解説するPodcast番組です。

このnoteでは、番組で話したエピソードを書き起こして一部再構成したものをお届けします。(耳派の方は、SpotifyとApple Podcastで配信しておりますので、以下から聴いてみてください〜)


トークスクリプト


1月1日 日曜日、明けましておめでとうございます。
ピッチフォークのタナカカズヒロです。

この番組、ピッチフォークは、海外のアグリフードテックに関するニュースについて、5分でゆるく解説する番組です。

今日のテーマは「2022年の海外アグリフードテックをざっくり振り返って、今年を展望する会」、ということで、2022年の海外アグリフードテック界隈について、ざっくり振り返ってみたいと思います!

はい、というわけで、ゆるく解説していきたいと思いますが、本日のテーマは3点です。

①そもそも2021年がアグリフードテックの投資環境が好調だった
②2022年は外的環境が大きく変化し踏ん張りどきになった
③そんな中でも幾つかポジティブなニュースがあった

まず1点目ですが、2021年は、アグリフードテックにとって過去最高に投資環境が良かった。アグファウンダーニュースによると、アグリフードテックの調達額がグローバル全体で過去最高の520億ドルを調達したということがありまして、ベンチャー投資という意味では時間もかかるしあまり魅力的でないマーケットだとみられていた農業界にもお金が流入してきた感じがありました。その前年の2020年は、コロナもありましたけど278億ドルでしたので、一気に2倍くらいのお金が流れ込んできたということですよね。

2点目ですが、世界情勢を考えれば当然といえば当然なのですが、ウクライナ戦争、サプライチェーン、インフレ、利上げ、などなどベンチャー投資界隈には逆風がすごく吹いていて、だいぶ苦しかった1年だったのではないでしょうか。レイオフのニュースも結構ありましたよね。

3点目に今年の展望なのですが、今年は意外とポジティブなニュースも多かったと思っていて、2023年、この領域はまだまだ伸びるのでないか、という領域を2つ紹介しておきたいと思います。

1つ目が、植物工場・垂直農法の領域は、投資が盛んでした。
日本発としては、ニュージャージーで日本クオリティのイチゴを栽培するOishii Farmさんが55億円くらい調達していちごの植物工場をオープンして、ニューヨークで販売開始したニュースが有名でしたが、この番組でも取り上げましたけど、Oishii Farmだけでなく、Soli Organic社が150億円くらい調達するなど、植物工場系の大型調達のニュースが多かった印象でした。

2つ目が、培養肉のところですね。今年の11月に、UPSIDE FoodsはFDAアメリカ食品医薬品局(FDA)が培養肉の安全性を認めた世界で最初の企業。ニワトリの細胞を培養して製造した培養肉。FDAは同社の製品しか認可していないものの、二酸化炭素の排出量を抑えられ、家畜を屠殺 する必要がない培養肉。日本でも、関連するスタートアップとしては、インテグリアグリカルチャーさんが細胞培養技術について独自に開発をされているスタートアップがありまし、この領域は海外では先行してかなり動きが出てくるのではないかと思っております。

ということで、今年も、アグリフードテックに関するニュースは継続してウォッチしていきたいと考えておりますので、皆さま今後とも宜しくお願いします。

今回はこのあたりで終わりたいと思います。
今回ご紹介したニュースや引用元は概要欄のリンクにまとめていますので、よかったらみてみてください。
では、また。

引用・参考

【今日のニュースの引用元】

【参考にしたWebサイト】




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?