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#2 アメリカの土壌炭素測定ツールを開発するYard Stick社が、26億円の補助金を確保し開発を加速 (Podcast スクリプト)

PitchForkは、海外のアグリフードテックに関するニュースについて、5分でゆるく解説するPodcast番組です。

このnoteでは、番組で話したエピソードを書き起こして一部再構成したものをお届けします。(耳派の方は、SpotifyとApple Podcastで配信しておりますので、以下から聴いてみてください〜)

トークスクリプト

おはようございます、11月3日木曜日、ピッチフォークのタナカカズヒロです。
この番組、ピッチフォークは、海外のアグリフードテックに関するニュースについて、5分でゆるく解説する番組です。

今日のニュースは、「アメリカの土壌炭素測定ツールを開発するYard Stick社が、26億円の補助金を確保し開発を加速」です。

はい、というわけで、ゆるく解説していきたいと思いますが、Yard Stickという会社は、2021年1月に創業した、創業2年目のアグリテックと気候変動テック(クライメートテック)を掛け合わせたような領域でのスタートアップで、主に農場の土壌の炭素を簡単に計測できるツールを開発しているスタートアップです。

この記事を見てですね、すごい面白いな〜と思ったポイントが三つありまして。

  1.  まず、1つ目に、土壌の炭素計測は、めっちゃ重要ですという、すごくシンプルな話なんですが。グローバルで見た時に、温室効果ガスの排出量の1/4は農林業由来だと言われていて、そもそも農業という産業自体が、温室効果ガスを出す側の立場だと言われていることが多い。なのだが、実際に、農業現場にいると、全くピンとこないんですよ。なので、農業現場で、気軽にちゃんと計測できるようになることは大事だな、ということです。

  2. そして、2つ目に、このような機械を開発するスタートアップが出てくるのはとても喜ばしいことである上に、補助金を獲得したということなんですが、その金額規模が1800万ドルということのようなんですよね。日本円で26億円ですよ。ちょっとこれ、設立2年目のスタートアップが受け取る補助金として、計算大丈夫かなと思ってしまうくらい、大きい金額ですよね。単純に予算があれば良いプロダクトが作れるというわけでもないのですが、ちょっとびっくりする金額でしたね。

  3. そして、3つ目がですね、土壌分析って、従来は土壌サンプルを採取して、それを研究所に送って検査してもらって、検査レポートが届く、というような形が一般的だったんですが、このYard Stick社は、農場で研究所に送ることなく計測できるということを売りにしているみたいです。で、そこで思い出したんですが、日本にも、土壌分析をリアルタイムで実施する機材を開発している方々がいらっしゃるんですよね。しかも、トラクターのアタッチメントに装着するタイプで、土壌マップも作れるという技術開発がなされているんですよ。記憶が定かでないですが、炭素も計測できたような気がしてまして。日本のテックもこの領域はチャンスがあるのかもしれないな、と思ったということです。

ということで、まとめますと、本日は、米国の気候変動テックとアグリテックの掛け合わせがアツそうだ、ということがわかるニュースでしたので、この領域は引き続き注目していきたいと思います。
はい、今回はこのあたりで終わりたいと思います。
今回ご紹介したニュースや引用元は概要欄のリンクにまとめていますので、よかったらみてみてください。
では、また。

引用・参考

【今日のニュースの引用元】

【参考にしたWebサイト】


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