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海中を漂う音楽

 梅雨と猛暑が一緒に連れだってやってきました。
 身体と自律神経が順応できず、そもそも、ベースが鬱で、持病の頭重がひどくなり、(新型コロナに罹って、ブレインフォッグがひどくなったようです)なんとか気がまぎれることをしないと、と思いながら気力が出ません。
 ボーとしながら、以前、年末年始に雪ではなく雨が続いたときに、別のSNSで書いた海底を漂う詩を歌った音楽を思い出しました。


 

中島美嘉 ~ レジェンド

 以前の記事(2023年1月14日)の転記

雨の日に: 気分が鬱っぽくなります。チコちゃんによると、雨の日は本来リラックスして休むようにできてるのに、現代社会は天候に関係なく働き続けてきたので、雨だから休もうという本能と逆に働かなくちゃと思うから、鬱になるそうです。すごく納得。

 60の声を聴いたころ、極度の緊張性頭痛に悩まされて、聴き始めたのが中島美嘉。はじめは、Aun J Classic Orchestra のアルバム「桜」に彼女の曲「桜色舞うころ」が入ってたから。

 それから彼女のアルバム、DVDを片っ端から手に入れて、気が付いたらほぼ5年間一日中365日朝から晩まで聴いていたような気がする 。その中から、海の中のイメージが濃厚な「Legend」。ミステリアスで悲しい歌です。

つじあやの ~ さよなら愛してる

2022年12月17日の記事の転記

 雨で暗い日です。水曜出勤、木曜飲み会、金曜歌の練習、三日連続で外出し、くたばった体を休める日です。雨ついでに、海中をテーマにした音楽を紹介します。感性があえば、こんな日には海中に引き込まれるような曲想です。

 まずは、つじあやの「さよなら愛してる」。つじあやのは、昔スピッツのトリビュートアルバムに入ってた「猫になりたい」を聞いてからはまってしまった。さわやかな曲想で、全ての曲が心地よく癒される。天才やね。それらのなかで、この曲は対照的に、すごく感傷的で幻想的で、奇妙な味の曲です。

サラブライトマン ~ 「Dive」

2023年1月7日の記事の転記

 雨の日に浸る、海中をさまよう歌。2回目。サラブライトマンの「Dive」(1993)から:「キャプテン・ニモ」~「ラ・メール」

 DVD「one night in EDEN」より抜粋したもの。最初の曲は、ジュール・ヴェルヌの海底2万マイルに出てくるノーチラス号の船長の名前。アルバム「DIVE」全体が海をコンセプトとしたトータルアルバムになっている。

 ぼくが、サラブライトマンにはまったきっかけは、アンドリュー・ロイド・ウェッバー(ALW)のジーザスクライスト・スーパースター2枚組のLP(1970)から。ALWはその後、キャッツやオペラ座の怪人でいくつも大ヒットを飛ばし、サラブライトマンと結婚するが、サラブライトマンは、いくら歌ってヒットしても、ALWが前面に出るのが物足らなくて、自分の世界を表現したいという思いを抑えられなくなり、当時エニグマのフランク・ピーターソンと組んでアルバム「DIVE」を製作した。大変よくできたアルバムです。

プロコル・ハルム ~ Solty Dog

 記事を書きながらDIVEのライナーノーツを見直してると、収録されてる"salty dog"という曲は、「青い影」で有名なプロコル・ハルムの曲だ、ということを新たに知った。温故知新じゃないけど、50年前を振り返って見直すことも、新たな発見につながります。

青い影

 そういえば、彼らの代表曲「青い影」は、大変難解な歌詞で有名ですが、海もしくは海中を漂う難破船上の出来事のようにも思えます。

 「青い影」には、通常版で歌われない三番、四番の歌詞があって、そこで彼らは、海中にいて、顔が青白くなった女性は人魚になっていることを匂わせています。

(Additional Verse)
3)
She said, ‘I’m home on shore leave,’ *7
彼女は言った、私は海からもどったの
Though in truth we were at sea
だけど実際には、僕たちは海にいた
So I took her by the looking glass
それで、僕は鏡で彼女を映した
And forced her to agree *8
それから、彼女に責めよった
Saying, ‘You must be the mermaid
こう言って、「君は人魚にちがいない、
Who took Neptune for a ride.’ *9
ネプチューンを虜にした、遊ぶために」
But she smiled at me so sadly
だが、彼女は僕を見て微笑んだ、とても哀しそうに
That my anger straightway died
それが、僕の怒りを一気に消した

https://yougakuyaku.com/a-whiter-shade-of-pale-procol-harum/


ユーチューブで関連動画を追っかけてて、僕の好みにぴったりの、現代のクロスオーバー、と感じるのを見つけました。