【詩のようなもの】愛の終わり

耳に残る しじまの中のあなたの言葉
これほど身体の芯が震えているのに
動けない 動かない
あなたの後ろ姿が これほどに悲しく感じるなんて
知りたくなかった
走って 抱きついて すがって 泣いて 
そしたら全て無くなるのなら
わたしはどうしていたろう
捨てきれないプライドが
きっとそんな事を拒んで しまってる
捨ててしまいたい
大声で泣いて すがりついて 最後のワガママを言いたいよ
あなたを困らせて 困らせて
それでも少しだけ 
さよならが先延ばしになるだけでもいいからと思っているのに
動かない身体 動けない身体
愛の終わりに包まれて
カッコつけて涙も流さず
でも 後ろ姿が見えなくなるまで 見送るミジメさ
きっと姿が見えなくなったら
泣くんだろうな 
後悔の中で泣き崩れるんだろうな
まだ 追いつけるのに
追いつけるのに。。。

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