【詩のようなもの】夏の記憶

縁側で夕涼み
蚊取り線香の煙  夕焼けに染まる
浴衣姿  うなじにつたう汗ひとすじ
素足  小さくて可愛くて
夏の思い出  いつだろう
記憶の糸をたぐる
ぼんやりとした君の顔が鮮明になる
笑ってる 照れてる
足ばかり見てるから
もっと細かく もっと鮮明に
何を話してる?
何を 何を......
夏が近くなると同じ夢を見る
声が聞きたい
もう声は忘れてしまってるんだ

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