【詩のようなもの】北風

冷たい北風の奴
頬を叩いて来る

時には砂埃を目に入れて来る

いじめられっ子のように肩をすくめ
目をかたくつむり立ち止まる

北風の奴らが
押したり引いたり叩いたり

ただじっとして
飽きるのを待つだけ

やがて日差しの温もりが
助け舟を出してくれる

北風らは風のようにどこかへ消えた

さあ 帰ろう

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