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奥秩父 十文字小屋のシャクナゲ

6月最初の土曜日、奥秩父の森の中を歩いてきました。
お目当ては十文字小屋と近くの乙女の森、大山付近の石楠花。

元々は石楠花はさほど好きな花ではありません。
むしろ、雪の中で葉を丸めながらも微かな生命を放つ風情に目を止めることの方が多かった。どうも冬以外の旺盛な生命力に溢れた樹勢に毒々しさと感じてしまうと言うか。。(ごめんなさい)

厳冬期の雪の中の石楠花の葉

しかし、2009年に石楠花の名所と知らずに十文字小屋、特に乙女の森を訪れてから、ここだけは別格の愛着を持つようになりました。静まり返った中、深い森の中にぽっかり空いた空間を満たす石楠花の花園。

乙女の森

以来、何度か訪れて、最初の鳥肌が立つほどの感動を覚えることは無いものの、ここの石楠花をお目当てに、天候に恵まれた6月第一週の週末は、十文字小屋とその先の大山、三宝山、甲武信ヶ岳、千曲川源流域を巡る周回によく訪れます。(十文字小屋そのものを利用したことが無いのが申し訳ない。。)

大山山頂のシャクナゲ
大山からシャクナゲ越しに八ヶ岳を遠望

奥秩父の山塊は豊かで深く、そして展望の効かない静寂と暗さもありますが、時折現れる岩峰からの展望も素晴らしい。

奥秩父山塊

今回も最盛期の石楠花を飽きるほど堪能できた良い山行でした。

来年の同じ頃の週末も晴れると良いですね。
巡る季節の楽しみの一つです。

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