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醜意識を鍛える その5

昨日は醜意識を鍛えることのメリットを書きました。
醜意識を鍛えることで、『死なない戦略』『負けない戦略』が可能になるという理屈でした。

醜意識の鍛え方について

ここからは大変危険な作業です。挑戦する方は十分に気をつけてください。
理由
①苦手と向き合うことで起きうる身体的な変化
②苦手を抽象化する高さを間違えると世の中が嫌いになる


ステップ1

苦手を発見する

はっきり言って、まずこの作業がつらい。
修行というか苦行です。
人に苦手とされているものを見てみて、嫌悪感を抱くか、大丈夫かをジャッジします。
例えば、ハスコラ、集合体恐怖症、苦手な昆虫や爬虫類、うんこ、などなど。
実物は辛いので、画像検索をオススメします。

だいたいが不快な気分になると思います。
しかし、見ているうちに決定的に苦手なもの、どうしても克服できそうにないものグループと、意外と平気かもグループに分かれてくると思います。

どうしても克服できないものは、その人の持つ原始的な脳の部分、扁桃体からのシグナルなので、苦手は苦手として受け入れましょう。克服する必要はありません。

目的は克服ではなく、醜意識を磨くことですから。

ちなみに僕の場合はサカナの歯が折り重なって生えている様。あれだけは克服できません。

ステップ2

苦手を抽象化する

苦手なものをたくさん集め、その共通する要素を抽出します。

実は意外と大丈夫というものを見つけたら、それに類似するものと比較します。
蛇は好きではないが、耐えられるという方は、トカゲや恐竜の画像を見てみます。
すると、『ヌメっとした質感が嫌』、『目が嫌い』などの共通点が見つけられます。
同時に『アシがあれば、大丈夫』とか『模様によっては大丈夫』など、苦手じゃない部分も発見できます。できますと言うか、頑張って見つけます。
これも苦行。

私の場合はハスコラ(わからない人がググろう)やフジツボがビッシリというのをみると、ゾワってました。いわゆるトライフォビア集合体恐怖症です。
小さい穴が空いているものが嫌なのかという雑な認識をしていました。
そこで、フジツボの写真や穴穴したものの写真を撮りまくってみました。
意外と大丈夫。
『そっか。フジツボを食べるのは大好きだし、ハスの花自体は何とも思わないし、蜂の巣などは大好きだな』

俺が苦手なのはハスの穴が人体に表面についた状態、フジツボが皮膚を傷つける可能性があるという物体。それが、苦手な理由ということがわかってきました。
つまり、理由を後付けできることを発見しました。
※それでも、その先の理由を突き詰めることは困難です。それ以上突き詰めると、ガチで気持ち悪くなったり、身体的な影響を及ぼすので、オススメできません。

ステップ3

苦手を言語化する

ざっくりと苦手な理由がわかったら、そこで終わり。
辛い修行を乗り越えたら、ざっくりと言語化しましょう。
ここ、ざっくりとした感じが大切です。
細かくしすぎると醜意識を鍛えることになりません。
かと言って、雑すぎるとそれはそれで、困ります。抽象化というのはハシゴの高さが程よいのが重要。

俺の場合は、『人体の表面を傷つけるイメージを持つもの』くらいで止めときます。
ここの加減、『人体を傷つけるもの』だと、なんだかんだ世の中の全てのものに当てはまってしまいます。

『アシがないニョロニョロした地面を這う生き物』ではなく、『ニョロニョロ系』といった具合に超雑にくくると、麺類や電気のコードも嫌いになります。


『飼い犬のうんこを拾わない街を汚すマナー違反』くらいの抽象度に留めないと『マナー違反する人』まで、抽象化してしまうと、全ての人が嫌いという困った状態になるので、ほどほどの抽象度を目指しましょう。

ここのくだりはガチでワークショップできるくらいに考えました。
というか、第三者を入れて考えないと、いろんな意味で危険だと思いました。

繰り返しますが、
①苦手と向き合うことで起きうる身体的な変化
②苦手を抽象化する高さを間違えると世の中が嫌いになる
には注意してください。


明日はまとめです。
そろそろ終わりたい気持ちです。

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