はせべコラムvol.20 CXの向上ってマーケティング界隈のバズワードじゃなくて、夏目漱石も重要視してたくらい古来から大事なキーワードでは?

社内向けに書いてる自分のつぶやきを転載します。

テーマは「CXの向上ってマーケティング界隈のバズワードじゃなくて、夏目漱石も重要視してたくらい古来から大事なキーワードでは?」
についてです。          
よかったら読んでみてください。

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昨今、マーケティング界隈では「CX=顧客体験」の向上というのがキーワードとなっています。

背景には、世の中のDX化に伴う顧客接点の複雑化(ちょー雑にワンワードでまとめてみた)、プロダクト/サービスのコモディティ化が進んだため、企業の差別化創出・優位性確保を目的にCX向上に取り組む企業が多いです。

そのようなトレンドがあるため、 広告代理店をはじめとしたマーケティング支援会社はそこにアジャストした体制を構築し始めており、最近他社へ挨拶訪問にいくと、うちと同じような組織だなぁと思うことがしばしばです。何を隠そう私がいる部門も「CX共創本部」という名前です。
※一方で、まだまだメディアがウォールドガーデンしているが故なのか一部のマーコム/広告領域のCX最適のみにしか取り組めていない等々の課題はあります

まとめると、顧客行動が多岐に渡る現代、企業起点のマーケティングではなく、顧客起点でマーケティングを行い(元P&Gの西口さんあたりが昔から言ってますよね)、顧客の声を聴き、行動を知り、ニーズを捉え、良質な体験を提供することが大事なのです。

とまぁ近年のマーケティングのトレンドからでてきた概念だよなぁ、また新しい用語がでてきたよ…と思ってましたが、そういや昔から夏目漱石も体験価値の重要性を説いてね?(唐突)と思ったんです。

夏目漱石が英語教師をしていたときに、英語の「I love you」を「愛してるよ」ではなく、「月が綺麗ですね」と訳したという話は有名だと思います。
一般的な解釈では、日本人は外国人のようにストレートに愛を伝えるのではなく、婉曲的ではあるが情緒豊かな日本人・日本語の良さを伝えています。(間違ってたらごめんなさい汗)

しかし、こうとも解釈できると思います。
言葉で愛してると伝えても何も進まない。すごい綺麗な月を一緒に観ることこそが、愛が積み重なっていく。
つまり、一緒に良い体験を積み重ね、共有することが大事=体験価値が重要であるともいえるのではないか、とぼんやり月を見ながら思いました。(乱暴)

昔から体験価値の向上ってのは大事なのかもしれません。

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