スナップ写真展「ささやき またたき」の振り返り
2024年7月17日～21日にかけて開催させていただきました写真展「ささやき またたき」
前月に開催した「DIREC→TIONS」に引き続き、多くの来場者の皆様に恵まれ、無事会期を終了いたしました。
先ずはお礼を申し上げます。
（DIREC→TIONSについては ↓ のnoteにまとめております）
開催するまで
会期を遡ること数か月、私はたまたま高円寺のカフェにいました。
2023年の年末にできたばかり、もともとフォローして気になっていたお店。
雰囲気の良い店内、いただいたコーヒーはもちろん美味しく、気さくなオーナーさんと世間話をしていました。
私も正確な会話の流れは覚えていないのですが、なんとこちらでは展示が可能とのこと。
ちょうどスナップだけの展示をしてみたいと思っていたので、その場ですぐに相談、快諾をいただき、晴れて開催が決定。
もともと親交があり、この人と一緒に展示したいなと感じていた5名の方に声をかけさせていただきメンバーも決まりました。
参加者は
Action Ryuさん
かつこきちさん
kotsuntaさん
すずさん
ほぴちゃん
私
会期は個人的に展示の多かった6月を避け、7月
同時並行的に準備している展示はあるものの、開催まで時間があったので比較的余裕を持ち準備ができました。
大まかにまとめると全体として必要になったのは以下の作業
・LINEのオープンチャットでのグループ作成
・壁割（場所決め）
・DMの作成
・ポスターの作成（会場内にて掲示）
・キャプションボード作成
これらの作業は前回主催した展示で一通り経験していたので、迷うこともなくスムーズに進みました。
展示会場
展示会場であるSPIEL COFFEEさんは、元々この場所にあった古民家を改修しカフェとしたお店
間取りが独特で、壁の数も多くなっています。そのため、壁の区切りごとに展示スペースを分け、それぞれの幅も比較的均等になるよう振り分け。
実際に展示させていただき改めて思いましたが、とても展示映えする空間です。
オーナーさんは以前アートイベントなどに携わっていたこともあり、展示への理解も素晴らしく、運営面でも色々な提案をいただき、それを迅速に実行していただけ、とても頼りになる存在です。
こちらを見つけることが出来たのは本当に幸運でした。
展示のタイトル
「ささやき またたき」
スナップはとても自由なものだと私は思っています。
そして、何処で、何を撮るかは非常に属人的な行為。
街中で、何かの対象物だったり、光だったり、ある瞬間だったり、色んなものが撮られる事を待っている、あたかも囁いているかのように
その「ささやき」を見つけることの出来た人が、「またたき」するように写真として切り取る
スナップするという事をそのまま表したいと思いこのタイトルとしました。
ひらがなにしたのは、漢字はそれ自体が意味を持ち、良くも悪くも印象が強く、見る人にとって捉え方の余白が少なくなってしまうと感じています。
そういった意味で懐の深いひらがながよりしっくりくると考えました。
展示作品
今回の展示はA4のプリントを額装した4枚
タイトルは「CONTOUR」
輪郭という意味です。
私は普段スナップを撮るときはズームレンズをよく使います。
比較的広く映すスナップも好きですが（35-40ｍｍ位）、望遠域で撮ることも結構あるためです。（70ｍｍ-）
単焦点の方が速写性がありますが、私は焦点距離のメリットの方を優先しがち、とはいいつつ海外へ行くときなどは荷物が軽い方がいいので単焦点を使っちゃいますが。
前置きが長くなりましたが、これら4点はいずれも望遠域のレンズを使い撮影したものです。
今回の「輪郭」というコンセプトにはより対象にクローズアップできる方が都合が良かったため。
モノクロは線はもちろん、光の明暗によるできる輪郭
カラーは隣り合う色同士によって感じられる輪郭
明瞭なもの、不明瞭なもの、ですがどこかに輪郭は存在しています。
その感じ方はひとそれぞれ
その揺らぎのある感覚を見た方に持ってもらいたいなと、セレクトしました。
ブック
今回はブックも作成。
展示と同じテーマでまとめるのが見やすいかなと思いつつも、このコンセプトではブックを作れるほどの写真の量を確保できなかったので、思い切って全然別の内容に。
タイトルは「Commute」
なぜこのタイトルかというと、このブックの写真は全て私の定期券の範囲内で撮ったものです。
つまりは「私にとっての日常」
普段の生活でも、目を凝らしてみればいろんなものに出会える
つまりはみんないつもカメラを持ち歩いてスナップしよう！
ということです（笑）
dazzのようなアプリもあるしスマホでもいいんです。
ブックの写真を何点か抜粋
お礼
会期の5日間、土日だけでなく、平日も多くの方にご覧いただけて感慨深い思いです。
これまでポートレートの展示は何度か経験してきたものの、完全にスナップのみの展示、それを主催することは自分にとっては未知数でした。
ですが来てくれた皆様からとてもポジティブな反応をいただき、なにより参加者の皆さんからも出展してよかったと言ってもらえ、開催してよかったなと感動を噛みしめています。
場所を提供いただいただけでなく、様々なアイデアを提案、実行してくれたSPIEL COFFEEさん、出展者の皆さん、会場に足を運んでいただいた皆様、展示に興味を寄せていただいた全ての方にこの場を借りてお礼を申し上げます。
すぐにとは言えないですが、スナップの展示また開催したいと思っていますので、どこかの会場でお会いできれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？