個人的優勝ミュージックBEST10!in2021!!!

 こんがお!

 どうも、苗輪和音です!

 今回は、前回の予告通り『個人的優勝ミュージックBEST10!in2021!!!』を開催いたします!

 たくさんある楽曲から悩みに悩んで選びました!

対象となる楽曲は
●今年発売、もしくは配信が開始した楽曲

です!

 まあせっかくの年末です!まどろっこしい前置きは置いといて、さっさと本編に行っちゃいましょう!

 それでは、注意事項をよくお読みになってから本編へどうぞ!

※楽曲ごとに振ってある番号は順位ではなく、記事の見やすさなどを考慮したものです。それぞれの楽曲に優劣をつけるなどの意図は微塵もございません事をご留意ください。

個人的優勝ミュージックBEST10!in2021!!!

1 怪物 / YOASOBI

 2020年末にShort ver.が公開されると即座に絶大な人気を集めたYOASOBIの新境地楽曲『怪物』。年が明けた2021年1月初旬にMVが公開されるとそちらも瞬く間に世界的な注目を集める事となった。
 YOASOBIの楽曲としてはかなりロックなナンバーとなっており、彼らの代表曲である『夜に駆ける』が持つ爽やかな疾走感とはまた違ったカッコイイ疾走感が非常に心地良い。
 個人的に2番Aメロのベースとラストのギターソロが凄く好きな部分なので、2022年はYOASOBIのもっとバリバリにロックな楽曲が聴いてみたい。
間違いなく、2021年の始まりを飾るのに相応しい楽曲だろう。


2 One Last Kiss / 宇多田ヒカル

 映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の主題歌として制作された本楽曲。
 多分映画を観て聴くのと観ないで聴くのとでは受け取れる情報量に凄まじい差が出る楽曲だと思う。というか映画を観てからじゃないと歌詞の深い意味が見えてこない。「誰が誰に宛てた歌なのか」という部分は是非とも映画を観て考えてみてほしい。ちなみに筆者は『シン・エヴァ』を観た事でそれまでの『Beautiful World』や『桜流し』の意味もより一層しっかり考える事が出来た。
 なんでこれが2021年上半期BESTの記事に入れてなかったのかと言うと「シン・エヴァ観るまで聴かない」という誓い(ゲッシュ)を立てていたからである。出た時に買ってたのに結局聴いたのは夏になってしまったので上半期の記事に入っていなかったという訳なのである。
 二十余年続いてきた『EVA』の最後を飾る歌詞がああいう文章なのはとても美しいといちファンとして思う。


3 踊/Ado

 2020年に『うっせえわ』で鮮烈なメジャーデビューを果たしたAdoの勢いは2021年も更に進化していくだろうという事をビリビリ感じさせた本楽曲。
 地声、裏声、がなり声、最高のピッチ感とリズム感etc…。トラックと歌詞に合うありとあらゆる歌唱スキルを使い縦横無尽に歌の世界を駆けまわれる強さが遺憾なく発揮されている最高な楽曲。
 また楽曲制作陣もGiga、TeddyLoid、DECO*27といった面々であり、Adoの出発地点である『ボーカロイド』や『歌ってみた』といったジャンルへの最大限のリスペクトを感じられるものとなっている。ボカロ大好きオタクとして個人的にとても好き。


4 ひまわりマークをさがせ! / 龍崎薫(春瀬なつみ)

 『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS U149 7巻 特装版』の特典CDに収録されている天真爛漫元気な9歳のPaアイドル・龍崎薫の初めてのソロ楽曲な本楽曲。今まで何度も筆者のnoteで紹介をしてきたから知っている人もいるかもしれない。
 スカっぽいブラスバンドの音色弾むリズムがまさに龍崎薫ちゃんっぽさが溢れていて、アイドルのソロ曲という観点でもキャラソンという観点でも、もちろん一つの音楽としても凄まじく高い完成度を誇っている楽曲だ。
 個人的に今年発売されたアイマス楽曲の中で一番好きな楽曲である。


5 きらり / 藤井風

 2021年になってもその勢いが留まる事を知らない藤井風が2021年初頭に放った名曲。
 現代の音楽の流行をしっかり取り込んだ上で藤井風らしさやどの年代のリスナーでも聴き馴染みのあるように作られている。
 また、歌詞も藤井風らしい愛のあるものとなっており、様々な事で疲弊している現代人の心の支えになっている。
 個人的に、ラスサビの盛り上がりがとても好き。


6 Prsence Remix feat.T-Pablow,Daichi Yamamoto,NENE,BIM,KID FRESINO / STUTS&松たか子 with 3exes

 TVドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の主題歌『Presence』の各バージョンに参加していたラッパーたちが一同に会している非常に魅力的な楽曲。
 STUTSが作ったトラックに錚々たるラッパーたちがマイクリレーの如くリリックを紡いでいく楽曲が月9ドラマの主題歌としてTVから流れてくる様はHIPHOPがより日本に浸透している事を示す分かりやすい一つの例だと個人的に思う。
 また松たか子の歌声が非常に良いアクセントとなっており、彼女の力量が遺憾なく発揮されている後世に語り継いでいくべき名曲だと思う。


7 ノンブレス・オブリージュ feat.初音ミク / ピノキオピー

 ピノキオピーがボカロを通して2021年に投げかけてきた人間の命題。
 ドラマチックなトラックに乗せたタイトル通り「ノンブレス」で畳みかけてくる超高速ラップは、現代を生きる我々が受け止めて考えねばならないテーマそのものだと思う。
 その楽曲の特性上、歌唱時に息継ぎを必要とする生命体が歌うより『ボーカロイド』が歌う事で完成する楽曲だろう。
 また、『ノブレス・オブリージュ(貴族の義務)』に掛けた『ノンブレス・オブリージュ』というタイトルのセンスは様々な創作物の中でも屈指のものではないだろうか。


8 アポトーシス / Officia髭男dism

 「生」「死」について考える時間が世界的に増えたこの時代にOfficial髭男dismが提示した一つの道。
 タイトルになっている『アポトーシス』とは『プログラム細胞死』を意味する言葉である。ここでは詳しい説明は省くが、要は「個体をより良い状態に保つ為に積極的に行われる細胞の自殺」である
 つまりこの楽曲では世界を構成する全てをそれぞれ別個ではなく一つの大きな個体として捉え「死」をその一つの大きな個体(すなわち世界)がより良い状態を保つ為にプログラムされた全ての生命に等しく訪れるものとして描いているのだ。
 その大きなテーマを見事に描き切り一つの楽曲として完成させるOfficial髭男dismの圧倒的な実力をひしひしと感じる名曲だ。


9 BOY / King Gnu

 TVアニメ『王様ランキング』のオープニングテーマとして制作された本楽曲。
 『王様ランキング』の持つ世界名作劇場のような雰囲気愛と理不尽に溢れた世界観を見事に表現している名曲である。
 作品の主人公が子どもである事やPVの主人公たちが子どもな事も相まって聴きながら不意に子供時代を思い出し郷愁を感じる人も多いかもしれないが、歌詞を読めば大人として日々を懸命に生きる人の心に勇気を与えてくれる楽曲でもある事が分かるだろう。
 King Gnuの新境地をこの楽曲に確かに見た。


10 残響散歌 / Aimer

 2021年の最後にAimerが世界に轟かせた楽曲。
 TVアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』のオープニングテーマとして制作された本楽曲は、『鬼滅の刃』を知っていれば知っているほど味わい深くなる、まさにテーマソングである。
 今回の『遊郭編』でキーパーソンとなる音柱・宇随天元に相応しいド派手なブラスアレンジ疾走感溢れるリズムとギターAimerの勇ましいボーカルが乗っかる事で『鬼滅の刃』の舞台である大正時代独特の豪奢な雰囲気を見事に形作っている。
 LiSAからのバトンを受け取り更なる次元に昇華させたこの楽曲は、2021年の最後を飾るのに相応しい楽曲なのではないだろうか。

 


 という訳で、以上が『個人的優勝ミュージックBEST10!in2021!!!』でした!

 めちゃくちゃ悩みに悩んで選びました。具体的に言うと去年の末に2020年のBEST記事を書いた時からずっと考えていました。「2021年のBEST10はどうしようか……」と。

 だって良い曲が多すぎるから……

 そうして約一年悩みまくった結果がこのBEST10です。

 執筆時間の都合で泣く泣く省く事になりましたが、ここに載っていない楽曲で個人的に「最高かよ~!」と思った楽曲はたくさんあります。

 それとは別に、こうやってまとめて気づく事も色々ありますね。「イントロと間奏が少ない」ってのがその最たるものですね。

 まあイントロも間奏もアーティストの自由ですが、個人的には『LOVE PHANTOM/B'z』とかくらい長いイントロとか『Black or White/Michael Jackson』のあの寸劇みたいなイントロとかも好きなのでもうちょっと増えてほしいです。イントロの「こっからどんな感じになっていくんだ……!」っていうワクワク感が好きなので。



 という訳で、今年も色々とありがとうございました!

 来年も、どうぞよろしくお願いします!

 それでは皆様、良いお年を~!

 おつがお~!!!

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