2021年下半期個人的優勝ミュージックBEST10!

 こんがお!

 どうも、苗輪和音です!

 さぁ爆速で眼前を過ぎ去っていった2021年もいよいよ12月下旬!あれよあれよと言う間にもうここまで来てしまいました。この間まで半袖を着ていた気がするのにもうコートやらジャケットやらを着てるのマジでおかしい。
 日々を無為に過ごしているのかそうじゃないのかの境界がどんどん曖昧になってきているのでそろそろ本気でヤバいんじゃないかと思いますが、まあ残り僅かな日々をなんとか乗り越えましょうや!

 さて、12月下旬という事はつまり「2021年下半期のミュージックがほぼ出揃った」という事でもあります。

 という訳で今回は「2021年下半期個人的優勝ミュージックBEST10」を発表したいと思います!

 そうです。半年ほど前にやった「2021年上半期個人的優勝ミュージックBEST10」の下半期バージョンです。前回は楽曲それぞれに対するコメントがやたら長くなってしまっていたので、今回は割と簡潔にコメントを書いていく所存であります。

 それでは、早速発表に移っていきましょう!
※なお、楽曲タイトル横にあるナンバーは順位ではなく見出しの見やすさなどを考慮した上での通し番号みたいなものです。それぞれの楽曲に優劣をつけるなどの意図は全くございません。

 注意事項はお読みになられましたか!?

 OK!Let's Go!

 2021年下半期個人的優勝ミュージックBEST10


1 VOY@GER/THE IDOLM@STER FIVE STRAS!!!!!

8月4日

 この企画の始まりを飾るのはこの楽曲です!

 この楽曲は、『THE IDOLM@STER』シリーズ16周年を記念して制作された楽曲です。
 アイマス楽曲としてかなり新鮮なタイプのダンスミュージックであり歌唱しているメンバー15人全員にそれぞれ見せ場がある構成になっている事が特徴で、「20周年やその更に向こうへ進んでいく」という制作陣やファンたちの願いを体現した見事な楽曲である。
 また、アニメ『THE IDOLM@STER』や『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』の監督や『シン・エヴァ』の作画監督として知られる錦織敦史氏アニメ制作会社・CloverWorksによる全カット手書きのアニメーションMVもYouTbeで公開されているなど気合の入りまくったものとなっている。


2 U/millennium parade × Belle

8月18日

 続いては、2021年の夏を席巻した細田守監督によるアニメ映画『竜とそばかすの姫』の挿入歌として爆発的な人気を博したこちらの楽曲!

細田守監督の描く世界と常田大希氏率いるクリエイター集団「millennium parade」、そして本楽曲を歌っている中村佳穂という3つの個性がぶつかり合う事で誕生した本楽曲。
 聴いている側にとてつもない高揚感をもたらしてくれるリズムとメロディだが、実はよく聴くとドラムがほとんどのパートで入っていないのだ。ドラムに代わって大部分のビートを刻んでいるのは他の音たちである。個人的に衝撃を受けたが、同時に音楽の持つ可能性に心が躍った。
 そして何より中村佳穂の歌声には改めて感服させられた。リズム感やグルーヴ感、音感などあらゆる要素全てが備わっていると感じた。声量があって存在感もある声が楽器としても機能しているというのはとても凄い事なのではないかと思う。


3 アポトーシス/Official髭男dism

8月11日

 続いてはこちら!

 今年の夏に発売され大ヒットとなったOfficial髭男dismのアルバム『Editorial』に収録されているこの楽曲のタイトルである「アポトーシス」とは「プログラム細胞死」を意味する言葉であり、「鐘に向かって進む生」を歌った作品としてこれ以上ないほどのものだと個人的に思う。
 また本楽曲はトラックだけではなく歌詞も素晴らしい。全体を通して「死」に対する向き合い方を歌っているのだが、もちろん歌詞には一切「死」という言葉は出てこない。「鐘が鳴る」や「訪れるべき時が来た」などかなり詩的な表現に変換され登場している。他にも素晴らしい歌詞は沢山あるが、誰しもが一度は想像する根源的な恐怖に向き合い歌詞として落とし込むその力がリスナーを惹きつける魅力の一つだと思う。


4 YONA YONA DANCE/和田アキ子

9月2日

 続いてはこちら!

 和田アキ子氏のレーベル移籍後第一弾アルバムからの先行配信として世に出てきたこのハイパーキャッチー楽曲。
「フレデリックが和田アキ子に楽曲提供する」という恐らくほとんどの人が微塵も想像した事が無かった事を耳にした時は失礼ながら驚きと不安が半々くらいだったのだが、楽曲を聴いてみるとそんな不安はすぐさま消し飛んだ。フレデリックの持つキャッチーなメロディーを生み出す力と和田アキ子氏の力強い圧巻の歌唱が絶えず押し寄せてくるのだ。ここに来て和田アキ子氏が新たな扉を開く姿を目撃する事になるとは思っていなかった。失礼かもしれないが、これからの「和田アキ子」が楽しみになった楽曲だ。


5 燃えよ/藤井風

9月4日

 続いてはこちら!

 現代を代表するアーティスト・藤井風がぶち込んできた最高にして最熱の応援歌『燃えよ』である。
「Google Pixel6」のCMタイアップソングとして使われていたので聴いた事がある人も多いかもしれないが、もうとにかく凄いのだ。イントロや間奏などがあまり無く、ほぼ全編に亘って歌唱パートというとても現代的な構成となっているが、何処か昭和歌謡的な懐かしさがあるように感じられる。そこに多くのリスナーは惹きつけられるのではないだろうかと思う。また、藤井風氏の歌唱力の高さも同時に実感できるのも本楽曲の魅力の一つだろう。もはや熟達者の域に達していると感じる緩急や抑揚のつけ方など、目を見張る素晴らしい歌唱がずっと続く。本当に凄いと思う。というか上半期に『きらり』作って下半期にこれってどうなってんの!?


6 Juden/Kroi

10月20日

 続いてはこちら!

 2018年にデビューし、これからの音楽シーンを牽引していく事間違いなしのミクスチャーバンド・Kroiの最新EP『nerd』から先行配信された本楽曲。
 現在「ダイハツ ROCKY-e:smart」のCMタイアップソングとしてTVなどで流れているので、聴いた事ある気がするという人も多いかもしれない。筆者はCMで聴いて完全に耳を奪われたくちである。そして公式YouTubeチャンネルに飛び、初っ端から少しフュージョンチックなファンクで完全に心を奪われた。まさか自分とほぼ同世代の若手バンドでこういうバンドが出てくるとは思っていなかったので少し意外だったし嬉しかった。いつかDEZOLVEと対バンしてほしい。


7 阿修羅ちゃん/Ado

10月28日

 続いてはこちら!

 今年の上半期には『踊』でリスナーの度肝を貫いてきたAdoがボカロP・Neruと手を組み下半期に放ったファンクロックだ。
 現在絶賛放送中のTVドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』の主題歌としても話題になった本楽曲は前述したように数々の大人気曲を世に送り出してきたボカロP・Neruが作詞曲を行っているのだが、実は演奏陣も錚々たる顔ぶれなのである。若手アーティストの中でもかなり支持を集めているキタニタツヤ氏がベースを担当したりバンド「ヒトリエ」のドラマーとしても活躍しているゆーまお氏がドラムを担当していたりなどなど、ボカロファンからすればもはや夢のような話だ。
 また、やはりAdoの歌唱力も凄まじくパワフルで聴いていると思わずのけぞってしまうほどのパンチ力を持っている。これからの活躍がますます楽しみになった。


8 君に夢中/宇多田ヒカル

11月26日

 続いてはこちら!

 2021年も数々の名曲を送り出してきた宇多田ヒカルの新たなる名曲である。
 現在ネットを中心に考察が盛んに行われている大人気TVドラマ『最愛』の主題歌として、また宇多田ヒカルの新曲として日本のみならず海外の音楽リスナーからも人気を誇っている本楽曲。
 全体的に大きく聴こえてくる不穏な伴奏に対しとても安定感のある歌声が乗っかるという一歩間違えればかなり気持ち悪い事になりそうな事を一歩も違わずやってのけているという印象を受けたが、そもそも『One Last Kiss』でもプロデューサーをしていたA.G.クック氏がプロデューサーとして参加しているのだから難しい事も出来るのだろう。高い能力を身につけているプロフェッショナルの音楽だと思う。


9 プラトー/サカナクション

12月3日

 続いてはこちら!

 2022年3月に発売されるサカナクションの新アルバム『アダプト』から先行配信されている、サカナクションらしさが溢れている楽曲である。
「サンテFX そうだ、その目だ篇」のCMタイアップソングとしてよく耳にして聴いた事あるという人も多いのではないだろうか。
 個人的にサカナクションのロックが大好きなので、CMの時点でかなりテンションが上がっていたのだがこうしてフルで聴くとよりテンションが上がってしまう。早くアルバムを聴きたくて仕方がない。


10 一途/King Gnu

12月10日

 本企画の最後を飾るのはこの楽曲です!

 年の瀬も迫ってきた2021年12月初旬、帳に隠されてきた全貌を遂に明かしたKing Gnuの新曲にして公開まであと数日のアニメ映画『劇場版 呪術廻戦0』の主題歌として製作された本楽曲。
 楽曲を作った本人が「全編サビみたいな攻撃的な楽曲」と表した事が一聴すればよく分かるが、本当にどこがサビなのかがまだしっかり分かっていない。
 まあ、サビがどことかと言うより歌詞などを見ても分かるようにしっかり『呪術廻戦』、そして『呪術廻戦0』という作品を知った上で作られている楽曲なのは間違いない。もし『呪術廻戦』がなければKing Gnuもこの楽曲を作らなかったかもしれないと思うとその出逢いにただ感謝するしかない。



 さて、以上が僕の『2021年下半期個人的優勝ミュージックBEST10!』です!

 改めて考えると半分くらい何かのタイアップソングな事に気づいてちょっとビックリしましたが、完全に偶然です。やっぱりタイアップって強いね!

 ぶっちゃけもうコメントは読み飛ばしてもらっても構いません。普通に楽曲だけ聴いていくだけでも最高になれると思います。

 そして来週の記事はいよいよ2021年最後の記事となります。

 ですので最後に相応しく『2021年』というくくりで個人的優勝ミュージックBEST10を選出させていただこうと思います!去年もやったやつですね。

 来週の記事はもっとコメントが個人的なものになる気がしますが、そこは年末という事でお許しください!
 意外とマトモなコメントを考えるのが大変なんですよね。

 ここまで読んでいただきありがとうございました!

 それじゃ、おつがお~!


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