グリルドチーズ・サンドイッチがソールフード
北米はサンドイッチ文化だからね
アメリカ生まれでカナダ移住民の夫ジェイが言っていた。
ランチ用に自分で
エッグサラダサンドイッチ(卵サンド)やセロリのみじん切りの入ったツナサンドイッチをよく作っていた。
プルドポーク(糸状に裂けるくらいに柔らかくなったスモークしたポーク)サンドイッチの美味しいお店を知っていて、それはカナダとアメリカの国境近く・・アメリカ側にあった。
こんなこともあった。
日本からカナダに帰国した時のこと。
長いフライトの後やっと湖畔の家に着いて
小腹がすいているけれど
疲れすぎて重いものは食べられない・・
機内食にうんざりしている胃。
こんな時あなたは何が食べたい?
わたしはお茶漬けサラサラ!
素うどん?
ところが夫ジェイは
そうだなあ
ピーナッツバター&ジェリーにしておくか・・・
ご存じでしょうか
北米の子どもたちなら超おなじみの
ピーナッツバターとジャム(夫の場合はラズベリージャム)のサンドイッチ。
え~ここでそれ食べたい・・???!!!
な私であった。
ジェイが在宅緩和ケアにはいっていたあるときの事。急に思い出したように
グリルドチーズ・サンドイッチが食べたい
と言い出した。
そのときすでに車いすであったジェイが食べたいということは
その材料を私が買いに行くということである。
なにそれ?
聞くと、パンにチーズを挟んでバターを塗り(挟んだパンの外側に)フライパンで焼くだけである。
んじゃチーズを買って来るよ
私が言うと
アメリカンクラフトチーズじゃなきゃダメだ
なにそれ?
ちょうどヘルプに来ていた元ナースのマーガレットはアメリカ・ミシガン生まれで
そうそうあのチーズよね
と強く同意している。
え?そんな特別なの?
言われた通りのチーズをスーパーマーケットで探してくる。
そして出来上がったのが
外側のバターがポイント。
外はカリっと、中はとろりと。
ジェイが亡くなってグリルドチーズ・サンドイッチのことなんてすっかり忘れていたが、ついこの間こんなyoutubeを見つけた。
え〜ひょっとしたら
ピーナッツバター&ジェリーに次いでこのグリルドチーズ・サンドイッチもジェイのソールフードだった???
動画によるとチーズのセレクトとサワードーのパンでジェイのソールフードよりかなりの高級サンドイッチになりそうだ。
また作ってみよ〜っと!
アメリカンクラフトチーズで。
日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。