2023年3月14日発表 CPI

セクター毎の上昇率については、以下の表をご覧ください

セクター    前月比    過去12か月間
食品       0.3%      5.4% 
エネルギー    1.3%      24.8%
食品とエネルギー
以外の全項目   0.3%      5.5%
住宅費用     0.4%      4.9%
医療費用-      0.1%      2.7%
教育費用と
通信費用      -0.2%       -1.6%

消費者物価指数(CPI)ニュースリリース:米国労働統計局 (bls.gov)

この表からわかるように、エネルギーが最も価格変動が大きいセクターでした。食品やエネルギーは季節や天候などによって価格が変動しやすいため、コアCPIでは除外されます。

このCPIの結果から分析できることは、アメリカのインフレーションが緩やかに減速しているということです。

過去12か月間のCPIの上昇率は8か月連続で低下しました。2 しかし、依然として高水準にあります。

コアCPIも同様に減速傾向にありますが、食品やエネルギーの価格上昇が消費者に負担をかけています。

このような状況では、連邦準備制度(FRB)が金利を引き上げる可能性が高まります。 しかし、昨今のSVBの破綻のニュースもあったので金利を0.5bsp以上引き上げないでしょう。ちなみに金利の引き上げはインフレーションを抑える効果がありますが、経済成長を鈍化させるリスクもあります。

この分析はあくまで一般的なものであり、個人的な投資判断には使用しないでください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?