地域区分の試み(京都府編)
京都府の地域区分を、以前紹介した滋賀県の方式でまとめると、次のような図となりました。
これによると、京都府の中南部はほぼすべて京都市の都市圏ということが分かります。そして北部に4つの独立した都市圏が見られ、南端部は奈良の都市圏となっていることも分かります。
また、三重県伊賀市や大阪市の影響も受けています。
舞鶴市は府県境を越えて福井県高浜町からの流入が見られます。
滋賀県大津市も京都市のエリアに含まれます。これは以前に滋賀県を調べたときにすでに判明していました。
滋賀県の他府県との交流が京都府に限られていたことを考えると、京都府は滋賀県・奈良県・三重県・大阪府・福井県と、交流の深い府県をたくさん持っていることが分かります。また、福知山エリアの兵庫県境は極太線とならずに太線、つまりここも府県境を越えての交流がある程度あるということを示しています。このように京都府は他府県との交流が、府県境を越えて数多くみられるということがうかがえます。
府県境を越えた様子を分かりやすく把握するために、とりあえず、大都市京都と関係の深い滋賀県を、この図と合体してみました。
これで京都市の影響するエリアが分かりやすくなりましたが、南西側(大阪府・兵庫県方面)にもまだ京都市の影響力が残っている可能性があり興味深いところです。大阪府・兵庫県の図を作成し、大阪市の影響力との境目を見つけてみたいものです。
おわり
(2023.10.29 追記)
メインである京都エリアの矢印がひじょうに見にくいので、色を青色に変えてみました。あと、高島市のベージュ色を黄色に変更しました。黄色エリアの薄い色と似ているため混同を避けるためです。
現在、兵庫県版を作成中です。近日中にアップする予定です。
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