草木が靡く懐かしの風に 散っていく花々は言をのせ運ぶ。 この命は、この美しい景色を あなたに見せるために。と言う 私に冥土はまだ早いと あなたはいつも教えてくれる。 -忘れ時の墓へ
透徹で、けれど深くて見えないくらい、 足にまで冷たい。 「ああ、これは.......」 いつかの湖 あの側、あなたの、息の間。 夜の静けさと 波の音と 遠く船の光 向こう岸の家々。 肌を刺す風と、見えないのに見透かされているかのように。 冷たいこれは、冷たいこの雫は あなたがいないから。 (冷たい所へ)
夜、ベランダに出る 温かい小さい灯り。 あの部屋の人はどんな生活を送っているのかな 遠くに光るいろいろな人たちの生活の様。 部屋に戻ってキャンドルの火を見つめながら さっき見た光景を思い出す 暖かい生活。 (いつか猫と暮らしたい)
外気が白く凍てつくと、雫が落ちる様がよく伝わる。 飛沫氷が生を無に返す様を上手く形にしている。 植物は却って温かそうで、私の心に直に響く。 だってほら、矛盾脱衣なんてものもあるくらいだから。 水面の光が奥の水の濃さに吸収されていく。 一番底には得体の知れない、私の何倍も大きい生物でも寝ているのだろうか。そんな事を考えながら湖を後にする。 暖かい部屋に帰ってきた。 ベッドに座って一息つく。 温かい珈琲と、クラフト紙のメモ帳。 あの情景を、あの匂いを、思い出しながら言葉を綴る。
初めまして。 文章や詩、日記など、 書いて残そうと思います。 日記帳に近いかもしれません。 思いついた時、 それを書いて ここに置いていきます。 音楽を作っています。 温かい音色が好きです。 一人旅が好きです。 自然や地方の町を歩きに行きます。 1ヶ月に一回、 あるかないかのご褒美。 その時の情景や匂いが 後になって温かい記憶として 蘇ってくる時間が好きです。 カメラを始めようと思っています。 canon fxというフィルムカメラを この前購入しました。 温かい景色や