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スタートアップの社長が2ヶ月の育休を取った話

はじめに

こんにちは、mikanの髙岡です。
600万ダウンロードを突破した『英語アプリmikan』を運営しております。

昨年6月に第一子の娘が生まれて、合計2ヶ月の育休を取得させていただきました。育休の取得に関しては、こちらの記事で書きました。

育休が終えてからも当然ながら育児は続いていて、さらに育休明けから自分の役割も大きく変えたことで、なかなか筆を取れず、遅くなってしまいましたが、その後、実際に育休2ヶ月の取得を終えてどうだったのか、書いておこうかなーと思います!

結論は、「取得させてもらって良かったです。チームや顧客、株主に心から感謝です。」という気持ちです。

いろんな委譲も進んで事業は進んでいたし、家事育児が(最低限)できるようになったし、何よりも娘と一緒に過ごす時間をしっかり取れたことが、自分の人生にとって幸せで大事な時間になりました。

育休2ヶ月を2回に分けて取得したり、娘がNICUに入院していたり、時間軸ややこしいので先にまとめておきます。

6/1 娘 誕生 🎉
6/1 ~ 8/25 娘 NICUに入院 🏥
6/19 ~ 7/18 1回目育休
8/26 娘 退院 😭
8/28 ~ 9/26 2回目育休
~ 今日 娘は再入院することなく、元気に育っております👏

育休1回目と2回目では、全く別の育休でした。

育児は家族で取り組むものなので、育休は取得させてもらう予定で動いてました。

しかし、娘は、出産直後からNICUに長期の入院をすることになって、手術が控えていたり、いつ退院できるのか分からなくて、先が全く見えない状況になりました。心配や不安はいっぱいでしたが、想像していた育休とも異なっていたため、育休取得時期を再検討していました。

NICUへの入院は不安ばかりでした

それは、コロナの影響で面会時間が夫婦で1日合計3時間まで、しかも1人ずつしかNICUに入れない状態で、育休を取得してもあまり力になれることがないのかもと、その当時は考えていたためです。(今考えると、父親になった自覚や病院に毎日通う過酷さへの想像力が圧倒的に足りてなかったです。)

ただ、出産直後の身体で、精神的にも辛い状態の妻が1人で毎日病院へ通うことが、相当過酷であることが1週間ほど明らかになってきたので、当初予定よりも遅くなりましたが、1回目育休を取得することにさせてもらいました。

土日も含めて毎日病院へ2人で通って、交代で合計3時間面会し、娘を置いて帰らないといけないのは辛く寂しかったです。でも、家事を引き受けたり、妻と話す時間をしっかり取れたことで、妻が元気になっていってくれて、育児の今後に向けて2人で前を向けるようになった期間になりました。また、娘とも毎日会うことができたので、日に日に元気になっていく娘を腕に抱えながら、徐々に父親になっていくことができたと思ってます。

妻も元気になってくれて、1回目育休が明け、それから1ヶ月後に娘が退院することになりました。生まれてから2回も手術をして、3ヶ月も入院してましたが、元気に退院してきてくれて、本当によかった・・・

2回目の育休は娘の退院に合わせて取得して、ガッツリ育児・家事をする期間になりました。コロナの影響から病院で何も指導が無かったので、初日の沐浴から娘は大暴れで、「育児大変すぎやろ、これ・・・」と絶望してましたが、Youtubeも見ながら徐々に慣れていきました。

母乳と粉ミルクの混合にしたので、ご飯を粉ミルクにしておけば、僕1人で面倒見れる状態までになり、妻には美容院や買い物などにも外出してもらえました。料理スキルは、同じメニューばっかり作ってしまうので、あまり上達しませんでしたが、育児に関しては、妻からも安心して預けて出掛けられると太鼓判をもらってます。(娘はおかげさまで元気に育ってくれていて、サムネイルの写真は、最近ハイハイしようともがいている姿です)

休む不安もあったけど、チームに背中押してもらいました。

会社として育休取得事例がこれまで無かったので、取った方がいいと思いつつも、実際に取得する時期が来たときは、後ろ髪引かれるような気持ちがどこかにあるままでした。今考えると、多くのことを任せることができていて、信頼しているチームへの不安は無かったはずなので、単純に少数の中で1人減ることの事業スピードへの影響を懸念してしまっていたのだと思います。

ここは、チームに背中を押してもらいました。「こういうタイミングはしっかり休もう」「何とかするから大丈夫やで」「今後のメンバーのためにも、取得しよう」と声をかけてもらいました。

事業は5年10年、それ以上の期間で創っていくことになります。短期の事業成果も当然重要です。しかし、中長期でコミットできるように大きなライフイベントを、出来る限り会社としてサポートすることも大事だと考えているので、それを言葉だけでなく実績にする大きな一歩になりました。

育休に入った週の木曜日に、先週からいないことにされている図。星くんの苦しい言い訳w

もちろん、まだまだ少人数でやっているチームで、大変なこともあったと思うので、快く背中を押してくれたことに、心から感謝しています。本当にありがとうございます。

また私の育休後に、1名育休を取得してくれました。サポートしていく体制は今後もさらに整えていこうと思ってます。

育児の状況は千差万別。中長期で事業創っていくための体制に。

出産・育児を当事者として初めて体験して、一括りに「育児」とできないな〜と痛感しました。僕の場合も、NICUへの長期入院がありましたし、実家や親戚が近くにいるのか、祖父母が働いているのか、第一子なのか、兄弟姉妹は何歳でどのくらい手がかかるのか、本人たちの体調や体力はどうか、などなどで育児の状況は全然変わってきます。

事業は中長期で創っていく必要があるので、完璧では無いにしても、個々人の状況にできるだけ対応できるように、安心キットを整えてます。今後も会社の状況とともにアップデートもしていきたいと思ってます。

改めて、チームのおかげで育休を取得することができ、娘と過ごす時間を得られて、心から感謝してます。育休取得できることは、当たり前のことではなく、社会・会社・それを構成する1人1人の努力によって実現しているのだということを忘れずに、mikanでもその体制を維持できるように事業・組織の両面で日々精進していきます!

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