見出し画像

縮毛矯正と、わたし。

先日、ボサボサの髪が限界で、一年ぶりくらいに縮毛矯正をかけた。

私の髪は太くて量が多い。オマケに面倒くさがりという理由で、髪も殆ど染めたことがなく、真っ黒(笑)。縮毛矯正をかけなくても美容院に行けば、必ず量から減らしてもらう。そこまでクセっ毛ではないが、この梅雨のジメジメ時期は特にイライラする。毎日、農作業をして汗びっしょりになるから、余計に気になる。

子育てに仕事に…時間のない中、半日ほど時間をもらい美容院に行った。

美容院に行って、まずシャンプーをしてもらう。美容院のシャンプーほど気持ちいいものはない。寝ながら人にシャンプーをやってもらう時は、子どもと毎日落ち着かない湯船に浸かっている身としては、とても幸せな時間に感じる。

シャンプーが終わると、1度目の薬を塗る。久々だったからか、少しむせてしまった。こんなご時世だからか、マスクをしていて良かったと思う。

目の前に並ぶ雑誌は、あっという間に週刊誌が多くなった。…少し前までは、週刊誌はなかったのに(ホントに少し前だろうか?笑)。美容院の方が年代を見て、雑誌を持ってくる能力って的確すぎる。この能力はきっと勉強では身につかない。貴重な経験から身についたものなんじゃないかと、素人の私は感じている。

以前より、薬を塗った後の待ち時間は少なかったように感じた。私がスマホでnoteの記事を書いていたからか。あっという間に、水で流す時間になった。

2回目の薬は冷たく、こちらもあっという間に過ぎる。担当の方に「カットはどうしますか?」と聞かれ、「長さは揃える位で大丈夫です。」と伝えた。答えてもいないが、「量は少し減らした方がいいですよね?」と言われる。

さすが分かっておられる!私の髪、ホントに量が多い!!

こうして、半日かけてスッキリできたのである。午後からの仕事も、いつもよりやる気が出た。

◇◇◇

縮毛矯正との出会いは、大学2年の頃の夏だった。ちょうど初恋の彼氏が出来た頃。彼に言われて行ったのか、付き合う直前だったのかはもう曖昧だ。髪の量が多いことで悩んでいた私には、少し値段が張るけど、こんなに量が減ってストレートになるんだと、めちゃくちゃウキウキした覚えがある。大学3年になると、文化祭の店長をする事になり、その直前に気合いを入れようと縮毛矯正をかけた。

0〜2歳までは、シングルマザーという理由もあり、美容院で縮毛矯正をかける時間がなかった。保育園に子どもを預けるようになって、空いた時間ができ、縮毛矯正をかけに美容院に行けた時は、とても嬉しかったものである。

大体、年に1回は縮毛矯正をかけているが、ちょっとした自分の転機でもかけることがある。入社前、忙しい仕事を無事終えた時。あるいは、彼氏に付き合おうと言われたタイミングもあった。私にとって縮毛矯正は、『気持ちを切り替えて、前を向く気持ちになりたい』と思う時にかけるものなのかもしれない。

今回の縮毛矯正は、ボサボサの頭が限界だったのもあるが、恋をしている気持ちがあるのも大きい。

縮毛矯正は、ダメージがかかりやすいと言われるけど、多分私はまた来年もきっと縮毛矯正をかけているだろう。かけ始めたころの髪質と比べると年齢を感じるけど(笑)。私の中で気分を切り替えることのできる、大事なイベントだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?