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「話す言葉」と「書く言葉」は何が違うのか?

2018年と2019年は、とにかくパソコンに向かって文章を書く量や、日記に文章を書く量が圧倒的に過去を上回りました。もちろんそれは外国に暮らすことで、またWEBを使って活動をしていくことによって、です。一方で、ご想像の通りアルゼンチンで日本語を「話す」機会は圧倒的に少なく、電話で友達とたまに話をしたり、仕事関係でMTGをしたり、本当にその程度です。

そんな中日本に一時帰国をしてから数日が経ちましたが、日本語で「書く」ことは減り、日本語で「話す」ことが急激に増えました。

そこで自分が話をしているとき、特に自分の頭の中にある言葉をもってして相手に何かを伝えようとする時(つまり世間話じゃない時)、全くスムーズに言葉が口から出てこない、ことに気がつきました。

僕はこういう自分の内面で起きる興味深い現象が起きた時に、それを還元主義的なアプローチで分解し、理解しようと努めます。

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