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『シナリオ』を描くには——。

よく夢はなんですか?目標はなんですか?と聞かれます。ないんですよねえ…という答えになってしまいます。夢はない気がします。僕は目標を設定しても、モチベーションが上がるわけではありません。ただし、それ以外の何かに突き動かされています。

僕は、何かをするとき『シナリオ』を必ず描く、というルールを持っています。長期的な『シナリオ』もそうですし、プロジェクトごとの『シナリオ』もそうですが、必ず用意します。そしてその通りに動いている

シナリオ:(映画・劇の)場面変化の順序、せりふ・動作などを書いたもの。脚本。「―ライター」。更に広く、物事の進行について(さまざまな可能性を考えに入れて)仕組んだ筋書き。

今回は「シナリオの描き方」というテーマで、自分の実際の例と照らし合わせながら、方法論を書いていきます。(基本的に)目標や夢がなくて、どうやって動いているのか、ということの答えになると思います。

ここ数年、僕はシナリオ通りの人生を歩んでいます。


・・・


意味

まず『シナリオ』を描くために必要な「意味」をどのように整理するのか?について、僕の方法を書いてみます。例えばこれは、アルゼンチンに行くとき(約2年半前)に作成した資料です。読んでもらえればわかりますが、これは「目標」ではなく「意味(≒目的)」です。

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ポイントとしては、

①数字や日付等で目標を決めないということ(僕はそれに縛られるのがいやです)
②そして自分で定めた「意味」を、さらに「なぜ?」と自問自答を繰り返すこと

です。

今の時点ではこの「意味」として定めた項目通りに歩めているので、『(アルゼンチンに来た)意味があった』と言うことができます。つまり、『意味があった』か『意味がなかった』のかは、事後にしかわからない、というのもポイントです。

さらに言えば、意味は後付けができます。意味がないものは、基本的にはありません。目標や夢がなくても、意味は必ず追求できるので、僕にとっては意味の方が重要です。


シナリオ

では、シナリオとは、何か?という話に入っていきます。

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