『サッカークラブと街』
『サッカークラブと街』は、どういった関係になるべきなのか、と考えてきた。いまだに答えは出ていない。街(町)とは、場所とは、暮らすとは、集団とは、みたいな、奥深いところまで潜っていかなければならないのだと感じているし、時間のかかる作業だから、焦って答えを出したくないとも、思っている。
ヨーロッパに旅をしたときに感じた『サッカークラブと街』。アルゼンチンで暮らしているときに感じた『サッカークラブと街』。それらはどれも、美しかった。建前ではなく、表面的ではなく、本当に多くの意味で、『サッカークラブと街』は一心同体のように見えた。
写真:僕が住んでいた街に、10年以上ぶりにクラブのスタジアムが戻ってきた日
自分が暮らす街に誇りをもち、そこにあるサッカークラブに誇りをもつことで、他では得ることのできない「人生」を送る。その人生は、親から子へ、世代を超えて受け継がれてゆく。
鎌倉のサッカークラブとは、一体どういう存在であるべきなのか。
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