マガジンのカバー画像

蹴球症候群

他分野を通してサッカーを解明し、サッカーを通して他分野を解明する
サッカー、またはサッカー以外の分野から日々何を学んでいて、何に気付いて、何に疑問をもち、どんな風に…
¥300 / 月
運営しているクリエイター

2021年8月の記事一覧

dancing in the kitchen

おはようございます。ただの日記。 昨日はアルゼンチンの友達の誕生日、zoomでサプライズをしようということで大人数で集まり、彼の誕生日を祝った。久しぶりにアルゼンチン人の中に入って会話をすると、懐かしい気持ちが蘇ってくる。昨日は知らない人もたくさんいたのだけど、結局、イタリアでバスケットボールプレイヤーをしているやつと仲良くなって、その誕生日の友達を入れて夜中まで話し込むことに。 イタリアの彼が住む街では、時間を知らせる鐘が毎時間鳴り渡るそう。最初はうるさかったけど、今は

対談症候群 #1|川崎友輝(プロランナー)

僕が「話したい人と話す」というシンプルなこと(#対談症候群)を始めることにしました。業界、分野、領域問わず、話を聞いてみたい人、勉強させてもらいたい分野に精通した人を招いて、様々なことを学んでいきたいと思います。ぜひ、皆さんも一緒に。ノーカット動画形式です。 一人目のゲストは、現在ケニアで活動するプロランナーの川崎友輝。同い年のプロアスリートです。興味深い話がたくさん聞けました。ぜひ、お楽しみください。 川崎友輝 Professional Runner 所属先NDソフト

かなり久しぶりに、自分の人生に大きな影響を与えた天才と、話をした。彼はハンガリーにいる。

私は、21歳か22歳か、それくらいの時に出会ったある人に、かなり大きな影響を受けている。当時の自分は、自分が持っている感覚のようなものをうまく言語化することができず、そもそも誰に話しても聞いてもらえないだろう、バカにされるだろうと思っていた節があって、人と話す時は探り探りだったことを覚えている。彼と偶然出会って、少しだけ当時考えていることを話してみると、一瞬で“話してもいい人”だということが、わかった。あの感じは、人生でもなかなか味わえない感覚なんじゃないかと思っている。

自分への興味から他人への興味、人間への興味から社会への興味へ

18歳の時にサッカーをすることから解放されてから、比較的いろんなことに興味を持ってきたと思う。本当にいろんなジャンルの本を読んだし、いろんなバイトをしたし、いろんな分野にいる人と交流をもってきた。 18歳の時にサッカーをすることから解放される前は、つまり子供時代は、勉強や読書(小説を除いて)などには興味がなく、もちろん交流関係はほとんどサッカーの中に収まった。 今思えば、唯一サッカー以外に興味があったのは、「自分」という人間についてだった。 人生とは、自分を知るための旅であ

サッカーにおける「文脈依存性」について——。いかにゲームをデザインするべきか?

既に存在するシナリオを、現場において他者を統率し、作品を作り上げていく映画監督とは異なり、サッカー監督というのは、机上における言語や図式的な構築(デザイン)から始まり、それを他者に学習させ(る方法論をまた構築し)、実際のトレーニングやゲームにおいて表出させるまでが、サッカー監督における「つくる」という仕事の内容になります。 ピッチ上において、どうやってトレーニングする?どうやって選手に振る舞う?どうやってコーチングする?など実装の部分は一旦置いておいて(実際は完全に仕事を分

「鎌倉インターナショナルFC」のブランディング——。 これまでの整理とこれからの展望

3年前に、「ブランディング」に関する考察記事を書き、多くの方に読んでいただく機会がありました。素人ながら、ブランディングとは何か、一体世界では何が起きているのか、なぜサッカーにはその要素が必要なのかをまとめたところ、非常に多くの反響がありました。 あれから数年後、筆者は、社会人神奈川県サッカー2部リーグに所属する、創設4年目、鎌倉に拠点を置くサッカークラブ「鎌倉インターナショナルFC」のブランディングを統括しています。 今年1月、私たちのクラブはリブランディングを行い、新