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蹴球症候群

他分野を通してサッカーを解明し、サッカーを通して他分野を解明する
サッカー、またはサッカー以外の分野から日々何を学んでいて、何に気付いて、何に疑問をもち、どんな風に… もっと詳しく
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2020年10月の記事一覧

英語とスペイン語を同時に習得した学習法|自分を描写する学習法

最近、ある雑誌の連載が決まって、自分の「学習法」と向き合わなければならない機会がありました。僕は特別学歴が良いわけでもないので、何を偉そうに、と自分でも思うのですが、確かに何かを「学習」することは好きです。中学を卒業するまで勉強をした経験がほとんどなく、成績表も5段階評価の1と2ばかりでした。高校生になって、赤点をとると部活が出来なくなるからという理由で初めて勉強というものを覚え、なんだそこそこやれるではないか、と気がつき、その後専門学校に進学して(2つ同時に学校に通っていた

プレシーズン開始時における選手との共有事項

サッカー監督(ヘッドコーチ)が、プレシーズンが始まる前(その日)にミーティングで選手と共有しなければならない最低限の事柄を「僕の場合」という前提で共有したいと思います。

アイデアの共有|有識者求む

もうすぐ日本に帰ると出来ることが増えてくるので、このマガジンでは購読者の方々だけにクローズドでアイデア(まだ形になっていないもの)の共有的なこともしていければいいなと思っています。

『自信のある人間は決断を必要としない』 サッカーにおける自信と結果のロジック

『自信』というのは、ある意味人間のもっとも大きなテーマであると思う。自分を信じているか、そうではないかで、自分を肯定出来るか否かにも繋がるだろうし、ということは、幸せか不幸か、という盛大なテーマにも関与する。 特に僕の場合、20歳くらいまで全く自信というものからかけ離れて人生を送っていたくせに、いくつかのきっかけを経て、今はあらゆる局面で自信を持って生きることが出来ているから、『自信を持つためには…』みたいなことに関しては、自分なりの答えを持っている。 「たったひとつの答

アルゼンチン人のコーチ仲間が僕に言った大切な言葉 『たったひとつのチームが』

最近になって、外であれば人が集まることが許可され始めたアルゼンチン。先日200日以上ぶりに、こっちの指導者仲間で、一番の友達と会って話をしました。その時に彼が僕に言ってくれた言葉が忘れられないので、ここに書いておこうと思います。 以前、下に貼ったアルゼンチンサッカーの育成について書いたnoteでも少し彼のことを書いた記憶がありますが、彼は僕よりも若い24歳のサッカー指導者で、同じ学校に通い、僕と同じように今年で南米サッカー連盟のプロライセンスを取得します。 アルゼンチン人

エンターテイメントの条件 『サッカーはエンターテイメントだ』と叫ぶこととは——。

Twitterという人類を二極化するために作られた装置(仮名)では、サッカーの選手・指導者・クラブ経営者・クラブフロントスタッフ・ビジネスマン・代理人・戦術マニア・ファン・熱狂的クラブサポーターなど、いろんなサッカー周りの人々がいる。ある意味それを利用しながら、ある意味利用されている、そんな装置の中で起こる議論は、基本的には何も生むことはないのだけど、やはり、何か特定の話題が上がるといやでも目に入るし、意見は常に持っている。ただ、これからはクラブに所属する人間であるから、自分

言語化とは『言い訳』である

子供の頃、僕は「(字を)書くこと」が好きでした。いろんな人の字を「見て」模倣するのも好きでした。高校生の時「読むこと」が好きになりました。仕事をするようになってからは「話すこと」を避けられなくなりました。 大人になってからは、文章を本格的に公に向けて書くようになり、20歳から続けている手書きの日記は8年の月日を経過し、もちろん仕事関係で、1対1でも1対大勢でも、たくさん話をしています。読書量は、高校生の頃とは比べ物になりません。日本語や英語のフォントを「見る」ことも大好きで