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自分だけのCDを持つことで、一人のミュージシャンとして認めてもらいたかった

自分のCDを持つことが夢だった。

最初は売れる売れないとかではなく、生きた証を残したかったのだ。

もちろん売れたほうが嬉しいに決まってる。だけどそれ以上に、自分の存在価値が欲しかった。

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初めてのリリースが27歳。
だけど私より10年以上も前に、熊本の音楽仲間や弟がCDをリリースした。私は横でその姿を眺めていただけだった。

「CDってどうやって作るの!?私も作りたいんだけど。」

その一言が言えなかった。
当時は私も尖っていた。自分が一番だと言いたかった。
だから、ここで頭を下げてしまえば私は負けを認めたことになる。悔しい想いばかりが体内を巡っていた。

あれから10年の時を経て、2012年。
第一作として産まれたのが『過去と現在』

1.過去と現在_表紙

嫉妬まみれで自分がダサいことはわかっていた。

なのにいつまで経っても拭い捨てることはできなかった。

だけどそんな自分はもう終わりにしたい。
「過去」はすべて消し去り、「現在」こそ最高だと胸を張って生きていきたい。

未来への決意表明とも言える作品。


初めてのCDは本当に嬉しかった。
27歳にしてやっと、自分も一人のミュージシャンとして認められた気分になった。

だけど熊本の音楽仲間や弟と比べて、10年も出遅れた。

この差は大きい。大きすぎる。

急いで巻き返さなければ、一生追いつかない。

がむしゃらに自分ができる努力をやり続けた。

当時はライブもやり続けたし、関東から北海道から色々なライブハウスを巡った。

売れたいのもあったが、何より追いつきたかった。


あれから8年。

結局追いついたのか巻き返したのか。

今となってはどっちでもよくなった。

ただ、今の私には、CDが3枚ある。

CD紹介


そしてついに4枚目もリリースしようとしている。


開眼セットリスト

だけど、生まれて初めてリリースした時のことは忘れたくない。

「過去」は結局過去に過ぎない。
「現在」が一番最高だと、胸を張って生きていきたい。
そして「未来」は常に「現在」を超えてゆく。


New Album『開眼』発売まで、あと4日です。

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これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!