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【AlmaLinux】TP-Linkのwifiアダプターを使用する方法

自作PCで更にLinuxをインストールした場合、TP-Linkのwifiアダプターを使用する場合はドライバーが必要になります。今回はドライバーのインストール方法をまとめます。

環境


  • AlmaLinux 9.2 64bit

  • TP-Link ‎Archer T3U Plus

  • As-rock B550M-HDV

背景


WindowsやLinux等のOSがUSBをはじめとする外部機器と情報のやりとりを行うためには、外部機器に対応するドライバーが必要です。
Windowsに関しては店頭販売品でも自作でも基本的にはベンダーやマザーボードメーカーがプリインストールしてくれていたり、自動ダウンロードを行うソフトウェアをサポートしています。
Linuxに関してはそれらのドライバーを自分で用意する必要があります。USB周りに関してはある程度準備してくれているようですが、USBに差し込むタイプのWiFiアダプターはドライバを手動でインストールする必要があります。

端末から以下のコマンドを入力して最新化します。パッケージを最新化しつつ、互換性のなくなった不要なファイルも綺麗に削除してくれる有能コマンドです。

sudo dnf upgrade

ちなみにRHEL系のAlmaLinuxはパッケージマネージャーとしてdnfを使用しますが、ubuntu等のDebian系のディストリビューションはaptを使用します。ネットではubuntu系の情報が多い印象ですが、大抵はコマンドのaptをdnfに変更すれば動きます。

DKMSインストール


DKMSを使用するため下記のコマンドでインストールします。
まずは下記のコマンドがエラーとならないか確認します。

dkms status

もしエラーとなった場合は以下の過去記事を参照してインストールしてください。特にDevelopment Toolsのグループインストールを事前に行った方が余計なトラブルがないと思います。

Gitインストール


インストールしていなければGitをインストールします。

sudo apt install git


ドライバーインストール


下記のコマンドでドライバーをインストールします。

git clone https://github.com/morrownr/88x2bu-20210702.git
cd 88x2bu-20210702
sudo ./install-driver.sh

ドライバをアンインストールしたい場合は以下のコマンドを入力します。

sudo ./remove-driver.sh

以上で終了です。WiFiアダプターをセットして設定画面から接続しましょう。

製品情報


参考


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